はじめに
以前記事にしたプラットフォームの仕事が少なくなってきたこともあり、広告やマーケティングまわりの仕事をはじめた。
アドテクはこれまでやりたいと思っていた分野だったので、他社の人をふくめ色々話を聞いて刺激を受けている。
さて、そのチームにエンジニアがいないこともあり、技術的なサポートも対応を行ったりもする。
そういう仕事がはじまって1週間が過ぎたのだが、メールを送るという作業がリスクが高いわりに、リスクヘッジができていないと感じたので 安心してメールを送るまでにしたことをメモする。
エンジニアにとってビジネスメールのリスクが高い点
- 他社とのコミュニケーションを取らなければならない
- 一度相手のメールサーバに届くと編集できない
- ステージング環境がない
- テストコードがない
- よくわからないビジネスマナーがある
- ファイルをパスワード付きzipファイルにする
- パスワードは別のメールで送る
- 宛名は
{会社名}{名前}様<to@mail.com>
のフォーマット
日々何通も送信するメールを、人間の注意深さだけに頼っていたら絶対ミスをする。
すくなくとも自分はミスをする可能性が高い。
こんな無防備なシステムを使い続けて、送付ミスとかして信頼なくしたくないものね。
つくったシステム
流れとしては以下のとおりで、できるかぎり本番環境(対象へのメール送信)までのチェック数を増やしている。
利用している外部サービス
Yahoo!校正支援API
テキスト解析:校正支援 - Yahoo!デベロッパーネットワーク
正直これでも不安は拭えないが、だいぶマシにはなった。
まだ5つしかテンプレはないが、ほとんどそのメールでやりとりが完了するので、リスクはだいぶ減らせた。
今後の課題
以下のように個別処理も多いので、なかなか作りを固定できない。
- 指定されたテキストをtxtファイルとして保存
- パスワード付きzipファイルにする
- 添付したzipファイルとは別のメールで、解答パスワードを送信する
パスワードを別送するという文化は嫌いだが、それを求める人がいる以上はやらなければならないのである。
最後に
まだ固有の処理が多い。
汎用化できるようになったらコードを公開する予定。
検索したかぎり、今回メモしたようなサービスは見当たらなかったのだが、
すでにそのようなサービスがあればぜひ知りたい。
ちなみに本システムの環境
- SMTPサーバ : smtp.gmail.com
- 通信プロトコル : TLS
- メールクライアント : PHPMailer
- 文章校正 : Yahoo!校正支援API