はじめに
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当時の状況
- エンジニア2年目。運用エンジニアの経験のみ。
- プロジェクトが常に忙しかったが、常に忙しい状況というのはおかしい、と思っていた
- マネジメントを学びがてら、プロジェクトマネージャ試験を受験
- 勉強期間は1ヶ月。仕事は炎上中。
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プロジェクトマネージャ試験の概要(Wikipediaより)
情報処理技術者試験の一区分である。<中略>高度情報処理技術者試験に含まれる。
高度情報処理技術者試験の最難関として名高い
論文課題形式 (の問題がある※) -
当時の勉強時間や、利用した参考書など詳しいことは以前ブログに書いたのでそちらを参照されたし
経緯
部屋の整理をしていたら、プロジェクトマネージャ試験の勉強ノートが見つかりました。全部で13ページです。
思ったよりも短かく、ちょうどいい分量だった(?)ので、参考になる人がいるかもと思って公開します。
筆記対策
p1. マインドツリーでざっくり全体像が書いてある
p2. プロジェクトの品質管理や、何を担保したいかによりテストをどの粒度で作るかを書いてある
p3. QC7つ道具がまとまっているが、5つしか説明されていない...
p4. 契約の種類について。プロダクトマネージャになったときに一番役にたった部分
p5. システム化計画と要件定義をどのように行うか書いてある。そして撮影時の手ブレによる臨場感。
p6. 高信頼性を設計するためにどのような手法があるかをまとめてある。
p7. サービスマネジメントについて書いてある
p8. UMLで作れるものと、テストの種類にどのようなものがあるか書いてある。
以上。そもそも応用情報技術試験に合格しており、必要な知識はそこで手に入れていたみたいです。
おそらくこの8ページにまとめてあることが、プロジェクトマネージャ試験独特の情報なんだと思います。
小論文試験
まず、自分は小論文が初めてで、プロジェクト自体も経験していなかったので、どのような状況が現実的なのか、どのような文章がよいのかわかりませんでした。
そのため、過去問で出題されている長文問題を分解して、小論文の回答に利用することにしました。
これにより、当初かかえていた問題が消え、追加のメリットが生まれました。以下のものです。
- 出題文は十分に推敲されたものが出題されているため、減点されにくい文章を作ることができる。つまりそれは、現実的で、よい文章である。
- 小論文の回答例題みたいな参考書が不要になり、過去問だけに集中すればいいので、時間の節約ができる
そして、過去問のパターンから、どれにでも対応できるプロジェクト概要と、
過去問のパターンに対応できるシナリオの概要を数種類つくりました。
それらが以下のものです。
p9. プロジェクト概要
p10. 回答パターン1 : スケジュール管理についての論文の場合
p11. 回答パターン2 : 費用管理についての論文の場合
p12. 回答パターン3 : リスク管理についての論文の場合
p13. 回答パターン4 : メンバーの動機付けについての論文の場合
以上。
最後に
よくこれで合格したな、と思いました。ちゃんと過去問をやれば受かるということだと思います。
ちなみに画像はscannableを使って撮影しました。
余談ですがその後、プロダクトマネージャになるなどし、実際にプロジェクトマネジメントも一時兼務しましたが、最終的には他の人に専門でやってもらうことにしました。
プロダクトのリーダーとプロジェクトマネージャを同じ人がやると、できそうなことしかやらなくなってしまうことが理由です。
そこそこの成功を求めているのであれば、それでもいいのかもしれませんが、ベンチャーではあってはならないことでした。
しかし、炎上をさせず、成果物を出すための方法論を知る、という意味でプロジェクトマネジメントの知識は有用だと思います。