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誰でもわかる、MacでPythonの初期環境を構築をする 2016年9月(pyenv + virutalenv)

Last updated at Posted at 2016-09-18

Pythonを利用する目的

運営するプロダクトのデータ分析を自分で簡単に行いたいと思い、Pythonを始めました。RとPythonどちらを選択するか迷いましたが、下記3点の理由からPythonを選びました。

  • Deep Learning系のライブラリが充実している
  • Webアプリケーションとの相性が良い
  • 友人のイケてるエンジニア達がPythonを推奨している

インストールする対象

環境はMac OSX 10.10.5で、Xcodeとhomebrewがインストールされている前提で進めます。

  • pyenv
  • Python(2.7.12、3.5.2)
  • virutalenv

インストール手順

pyenvをインストールする

pyenvとは?

Pythonのバージョンを簡単に切り替えられるツールです。Pythonを複数バージョンインストールして、ディレクトリ毎に使用するバージョンを指定できます。
Pythonには、2系と3x系が存在します。両者は構文レベルでの互換性がないため、2系のコードを3系で読む、またその逆もできないため、バージョン管理ツールが便利です。

pyenvのインストール手順

homebrewからpyenvをインストールします。

$ brew install pyenv

シェルの環境変数を設定します(bashを使っている場合)。

$ echo 'export PATH="$HOME/.pyenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile

インストール完了を確認します。

$ pyenv version

Python(2.7.12、3.5.2)をインストールする

Pythonは、Macであればデフォルトでインストールされていますが、pyenvから必要なバージョンをインストールします。バージョンは、2系と3系の最新バージョンをインストールすればOKです。

Pythonのインストール手順

pyenvで、インストール可能なバージョンの一覧を表示します。

$ pyenv install -l

pyenvからpython 3系(3.5.2)をインストールします。

$ pyenv install  3.5.2

次に、pyenvからpython 2系(2.7.12)をインストールします。
※ただし、2系でしか使えないライブラリも減ってきているため、2系のインストールはあまり必要ではありません。

$ pyenv install  2.7.12

全体で利用するバージョンを設定します。

$ pyenv global 3.5.2

インストール完了を確認します。

$ pyenv versions

virtualenvをインストールする

virtualenvとは?

Pythonの仮想的な環境を作ることができるパッケージです。プロジェクトごとにPythonのバージョンを変えたり、必要なパッケージを分けてインストールして動かすことができます。

virtualenvのインストール手順

homebrewからvirtualenvをインストールします。

$ brew install pyenv-virtualenv

シェルの環境変数を設定します。

$ export PYENV_ROOT=$HOME/.pyenv
$ export PATH=$PYENV_ROOT/bin:$PATH
$ eval "$(pyenv init -)"

補足

anacondaは、利用していません。理由は、ライブラリの管理をすべてanacondaに委ねてしまうことで、pipで他パッケージをインストールした時にトラブルが発生する場合があるためです。

おわりに

何かご不明な点、誤りなどございましたらコメントお願いします。私が友人から教えてもらったことが、より多くの方の役に立てば幸いです。

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