人工知能を開発するエンジニアを夢見てSESに転職してみた男の感想と理想と現実の駆け離れた生活を書いていこうと思います。
まず大前提として
『SES』に転職している時点でそんなキャリアは築けないだろ
というご意見はごもっともであり分かりきっている意見は置いておきます。
実際にプログラミングが流行しSNSでも初学者が溢れている現状で
『SESはやめておけ』等の意見は至る所で飛び交っています。
プログラミング学習のスクールに関しても様々な意見が飛び交っています。
では実際SESに転職してどうだったか。
業界に飛び込む人向けに少し書いてみようと思い今に至ります。
さて、現状を少し書いていくと
・2020年8月入社
・現場は2箇所目であること
・2箇所ともテスト案件であること
・コーディングをする案件には一度も案内されていない
・自分で案件を取り経験を積むために独学中
こんな感じになっています。
様々な求人案内をみた上で現在の企業に所属することになりましたが
どの求人をみても基本的には『1〜2ヶ月の研修』『資格取得で実力をつける』等の謳い文句がありました。
大体がJavaの資格を取ることを目標に研修を受けていく感じだと思います。
これはJavanを使った案件が古い体質の企業に多い印象があり、システムが古くから存在しておりJava等の古い言語を用いられている。
こういった状況だからだと感じています。
とはいえこんな情報はすでに既出のものであり使い古されたセリフだと思いますので・・・
声を大にして言いたいことは
とりあえず実務経験をつけるために転職することはしないほうが良いということです。
基本的にはプログラマーというか開発者というか、そういった案件は基本的には初学者の方には舞い込んで来ないというのが現実です。
案件ガチャという言い方も世の中的にはあるのかもしれませんがそもそもが『開発』というレアキャラが実装されていないガチャを引くという認識でいると困惑しないで済むかと思われます
『実務経験をつけるためにまずはテスト案件を・・・』
そんな感じのことを言われます。
確かにIT業界における実務経験はつくのかもしれませんがあくまで『IT業界』での実務経験でしかなく、
『開発』の経験はつかないということですね。
転職サイトをみても『◯◯での開発経験が◯年』などをみたことがあるかと思います。
これはSESの企業内に入ったとしても同様であることを忘れてはいけません。
テスト案件をいくらやったとしてもこれは開発の経験がつくわけではないので『◯◯での開発経験が◯年』を満たすことはできません。
困ったことにその辺を明確に教えられることなく研修を受け資格を取得させられ個別面談で『まずは実務経験を・・・』とされてしまいます。
とは言えテスト案件で何も学ぶことがないかと言われると・・・
実際はそうでもありません。
自分自身が経験した2箇所は受託されたものをテストするといった内容でした。
受託案件だと非常に立場が弱いと言いますか、理不尽に相手先からファイルの提出が遅れた場合でもこちらは残業して業務をする。
当たり前のことだと言われればそうなのかもしれませんが今までそういった業務に就いたことがない人からすれば非常に理解し難い状況でした。
さらに言えば人間がやる必要ある?
という内容のテストもあるため無駄に進んでいく8時間・・・
なんてことを思う人も多くいるでしょう。
裁量権などもほとんどないため身体を壊す可能性も多いにあると思います。
テスト業務が大切な業務だとういうことは重々承知の上でのことですが。
SESのメリットとしてあと思いつくのは、いろんな意味でいろんな人に会えること。
そして古い体質の企業がまだこんなにあるのかと思い知ることができます。
今、夢をみて独学をしている方や転職活動をしている方も多いと思います。
悪いことは言いませんのでしっかりと勉強して自分が思った通りの働きかたをできる企業に転職するようにしてください。