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CISCO機器でのインターフェースエラーの対応について

Last updated at Posted at 2024-05-15

はじめに

CISCOのNW機器でインターフェースエラーが発生した際の原因と対処について簡単ですがまとめました。
障害切り分け時の参考となれば幸いです。

前提

Ciscoルータやスイッチ

インターフェースエラー時の対処について

まず対処方法の一つとして、対象のインターフェースを手動でshutdwon(閉塞)、no shutdown(解放)としすることでエラーを解消させる方法について記載します。

まずインターフェースの状態を確認します。
インターフェースの状態を確認するコマンドはいくつかありますが、今回は「show interface status」で確認します。

  Switch# show interface status

※コマンドの省略が可能です「sh int status」など

出力されるログの「Status」欄に「err-disabled」という表示があればそのインターフェースは
エラー状態にありインターフェースがshutdown(閉塞)している状態となります。

この「err-disabled」を解除するには以下の手順を行います。
ここではGigabitethernet0/1がerr-disabledとなっている状態とします。
以下の手順では特権モード(configer terminal)に入り、さらにインターフェース設定モードに入って操作します。
※以下の手順は一時的に対象のポートをshutdown(閉塞)しますので、対象ポートを間違えないように注意してください。

  Switch#configuer terminal
  Switch(config)# interface Gigabitethernet0/1
  Switch(config-if)# shutdown
  Switch(config-if)# no shutdown
  ※設定後はexitで各モードを抜けてください

再度「show interface status」でインターフェースの状態を確認して、先ほど「err-disabled」となっていたインターフェースが「connect」となっていれば正常の状態に戻っています。

インターフェースエラーの原因について

一時的なエラーであれば上記の手順で復旧できると思いますが、エラーによっては上記の手順を行うだけではまたすぐに「err-disabled」の状態に戻ってしまうことがあります。
その際にはエラーとなる原因の切り分けを行う必要があります。
以下にいくつかインターフェースがエラーとなる原因を記載します。
・ケーブルの不良
・インターフェースの不良
・BPDUガード
・UDLD(単方向リンク検出)
・EtherChannelの設定ミス
・speed/duplexのミスマッチ
など

各エラーの見分け方としては、機器のログの確認やステータスを確認する必要があります。
・EtherChannelの設定ミス
・speed/duplexのミスマッチ
こちらは設定のミスによるものですので、インターフェースの設定(channel設定やspeed/duplex)が対向のインターフェースの設定と揃っているか確認する必要があります。

また、フラッピングのログやFCSエラーが増えている場合は、物理的な不良やネットワークデバイスに不良が生じている可能性があるので、以下が原因である可能性があります。
・ケーブルの不良
・インターフェースの不良
ケーブルの差し替えや、インターフェースの差し替えを行い原因個所を切り分ける必要があります。

BPDUやUDLDによってポートがerr-disabledにされた場合はログが出力されています。
ログを確認し、物理接続や設定を確認してください。
・BPDUガード
・UDLD(単方向リンク検出)

まとめ

インターフェースのエラー原因は今回記載した以外にもあり、ログやステータスを確認しそれぞれ適切に対処する必要があります。
今後、各エラーの確認手順や復旧手順についても記載できればと思います。

参考サイト

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