はじめに
Android14の変更点の主な点をざっくりまとめていきたいと思います。
主な変更点
・正確なアラームのスケジュールがデフォルトで拒否される
・ここ最近バージョンが上がるごとに厳しくなっている権限関係の変更のようです。
・SCHEDULE_EXACT_ALARM 権限がデフォルトで付与されなくなる。
ダイアログを出して許可を取らないといけなったっぽい。
影響を受けるのは、
・Android 13(API レベル 33)以降をターゲットとしている。
・マニフェストで SCHEDULE_EXACT_ALARM 権限を宣言している。
アプリケーションになります。
・アプリは自身のバックグラウンドプロセスのみを強制終了できる
・killBackgroundProcesses() を呼び出すことで自身のバックグラウンドプロセスを強制終了できるようになります。ただし、範囲はあくまで自身のみで他のアプリのパッケージ名を渡しても意味はありません。
・インストール可能な最小APIレベルが23に
・これはそのままです。Android14の端末では、targetSDKVersionが23未満のアプリはインストールできなくなります。セキュリティ強化の一環のようです。
・閉じることができない通知のユーザー エクスペリエンスに関する変更
・アプリで閉じることのできない通知がある場合、ユーザーがそれらの通知を閉じられるように変更されるようです。
具体的には、
・Notification.Builder#setOngoing(true)
・NotificationCompat.Builder#setOngoing(true) で Notification.FLAG_ONGOING_EVENTを設定しているアプリケーションに対し、FLAG_ONGOING_EVENT の動作が変更され、通知を閉じられるようになるそうです。
一部の例外もあるっぽい?
写真と動画への部分的なアクセス権を付与する
・Android13からメディアファイルのアクセスに、
・READ_MEDIA_IMAGES
・READ_MEDIA_VIDEO
といった、メディアファイルの種類に合わせた権限が必要になりました。
これついて、Android14では、権限確認のダイアロクに、
・写真と動画を選択
という、新しい選択肢が追加されます。
この選択肢を選ぶと、そのアプリケーションに使用できる写真、動画などを個別で指定できるようになります。
まとめ
以上がざっくりとしたAndroid14の変更点のまとめです。
印象としては、ここ最近のセキュリティ関係がまたさらに厳しくなったという印象ですが、そこまで大きな変更はなさそうでした。
今回まとめた内容は、
ここ https://developer.android.com/about/versions/14/behavior-changes-all?hl=ja
にまとまっていますので、ぜひご覧ください。