#プログラミングを子供に教えていて感じたちょっとした時代ギャップ。
株式会社LITALICO LITALICOワンダー事業部所属の加藤智紀です。
LITALICO Advent Calendar 201611日目の記事となります!
私からはプログラミングをお子さん(年長〜高校生)に
教えていて感じたちょっとした時代ギャップのお話を。。
##パソコンを触っているお子さんへ向けて…世間の目線が変化?
昔(2004年くらい)パソコンを触っていると
- オタク(暗い人的な意味の)
- 外で遊べない子
- 将来危ないことをしそう
- 親はどんな教育をしているのか…
などかなりネガティブな世間の目が多いように感じておりました。
今は
- パソコン触れると将来有望かも!?
- エンジニアってかっこいい
- オタク(専門的な意味の)
のように少しづつポジティブにパソコンに触ることができるようになったと感じています。
##ディスプレイは基本タッチ
教室のパソコンは指紋だらけになりがち。
タッチパネルじゃなくてもがっかりしないで…
##【このパソコン重くない?】というお子さんが増えたような…
ちょっと砂時計マークが出ると【このパソコン重くない?】【スペック悪いんじゃないの?】と言われるケースが増えたように感じる。
パソコンのメモリやグラフィックボードなどの知識もわりと多くの人が
知っている。どこで身につけたんだろう。
##夢中な物から自然にスキル習得していくお子さん。
最近のお子さんで共通して多いのは
【YouTube】や【マインクラフト】に夢中なお子さん。
YouTubeの場合自分の好きな動画を見るために検索が必要なので
自発的ににローマ字入力や音声入力などにたどり着くお子さんや
マインクラフトをプレイする中でわからないことをGoogleで検索して
ツールやソフトを自分で頑張ってインストールするお子さんなど。
親御さんからよく聞く声は、『何も教えていないのに勝手にできるようになっていた』と。
年長さんがiPadでアプリをダウンロードする事も
珍しいことでは無くなりました。
操作方法を教えてできるようになるというよりかは
必要だから学ぶという感じでしょうか。
取説も最近見ない人が多いですもんね…
##YouTubeからの影響力
ずっとYouTubeを見てしまうお子さん。
この言い方だけだと、YouTubeを見ることがあんまりポジティブではなく、プログラミング教えている最中などに、YouTubeを見ていると、
『YouTubeを見るのをやめてプログラミングをしよう』となりがち。
- なんでYouTubeを見続けるのかな?
- なんの動画が好きなのかな?
- 同じような実況動画あるのになんで同じ投稿者の動画をみているのだろう?
みたいに視点を変えてみると色んな発見がありました。
とあるお子さんは実況動画の構成を自分なりに再現し、
自分の作品発表会の際のプレゼンスライドにインスピレーションを受けて生かされておりました。
その子にとっての見やすさや面白いと思う対象を理解する際
何気なくみているYouTube動画がヒントになってくるかもしれません。
##プログラミングが楽しいと思うかは第一印象で決まる?
僕の同年代の知り合いの多くが最初触ったプログラミング言語は【C言語】でした。プログラミングをして
黒い画面に☆をならべたり。計算機を作ったり…当時は結構夢中になっていたのですが…
お子さんが同じように楽しんでくれるイメージは全員には持てないなと…
最初からC言語など英語のプログラミング言語に触ってもらう事によって、『プログラミングはつまらない』
『自分には向いていないのでは?』と思わせてしまう事もこれからは
多いのではないかと個人的に思っています。
###少しだけおすすめツールを紹介
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Scratch
- 日本語やひらがなでプログラミングできるので自分のアイデアをストレスなく形にしやすい。
- エラーという概念があまりなく、組み立てた通りそこまま動く。
- コミュニティがあり、自分の作品をアップデートしたり人の作品をアレンジしたりする事ができる
- ゲームを作りやすい。
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HackforPlay
- ゲーム感覚でプログラミングスキルをストレスなく身に付けやすい
- チュートリアルでなんとなく、コードが読めるスキルが身につく
- 英語のプログラミング言語(JavaScript)に触れられる
- エラー表示がやさしい
- 何も表示されない…みたいなエラーが起こらないようになっている
- IDEにコード補完機能がついており、ケアレスミスが少ない
- 改造が簡単にできる。
- コミュニティがあり、自分の作品をアップデートしたり人の作品をアレンジしたりする事ができる
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以上です、乱文失礼致しました。