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【RHEL】アクセスキーの登録なしでAWS CLIを利用する

Last updated at Posted at 2024-04-16

実現したいこと

・最新版のAWS CLIを導入する
・アクセスキーID/シークレットアクセスキーを使用してAWSリソースの操作を行うのはセキュリティ観点において非推奨です。
⇒アクセスキーID/シークレットアクセスキーの発行/登録は行わずに、必要な操作権限(IAMポリシー)をアタッチしたIAMロールを利用してAWS CLIを利用を制御します。

実施環境

サーバ:Amazon EC2
OS:RHEL-8.9.0_HVM-20240213-x86_64-3-Hourly2-GP3
追加ソフト:Python3.6.8
IAMロール:以下2つのポリシーをアタッチ

  • AmazonEC2FullAccess :EC2操作のため
  • AmazonSSMManagedInstanceCore :SSM接続のため

導入手順

RHELの場合、AWS CLIはデフォルトでインストールされていないため、以下の手順で導入します。本手順はrootユーザで実行する想定とします。
※「pip install awscli」でもインストール可能ですが、バージョン1がインストールされます

1.AWS CLIのインストーラファイルをダウンロード

以下コマンドでダウンロード。

[root@ip-XX-XX-XX-XX ~]#curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip"

インターネットに出られない環境においては、以下URLからダウンロードしサーバ内に持ち込んでください。
https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip

2.インストーラの解凍

インストーラを解凍します。Linux ディストリビューションに組み込み unzip コマンドがない場合は、同等のコマンドを使用して解凍。あるいはunzipをインストールします。

[root@ip-XX-XX-XX-XX ~]#unzip awscliv2.zip

# unzipが導入されいない場合
[root@ip-XX-XX-XX-XX ~]#dnf install unzip

3.インストールプログラムの実行

インストールコマンドは、新しく解凍された install ディレクトリにある aws という名前のファイルを使用します。

[root@ip-XX-XX-XX-XX ~]# ./aws/install
You can now run: /usr/local/bin/aws --version

バージョンを確認します。

[root@ip-XX-XX-XX-XX ~]#aws --version
aws-cli/2.15.38 Python/3.11.8 Linux/4.18.0-513.18.1.el8_9.x86_64 exe/x86_64.rhel.8 prompt/off

4.awscliコマンドの動作確認

awscliコマンドの動作確認を行います。
IAMロールのポリシーで設定している権限の操作ができることと、権限がない操作に関しては実施できないことを確認します。
※「aws configure」を使用したアクセスキーID/シークレットアクセスキーの登録は不要です。

# インスタンスIDを参照して、EC2インスタンスの情報を取得するコマンド
[root@ip-10-0-10-29 ~]# $ aws ec2 describe-instances --instance-ids ${instance-id}
{
    "Reservations": [
        {
            "Groups": [],
            "Instances": [
                {
                    "AmiLaunchIndex": 0,
                    "ImageId": "ami-XXXXXXXXXXXXXXX",
                    "InstanceId": "i-XXXXXXXXXXXXXXXX",
                    "InstanceType": "t2.micro",
                    "KeyName": "sample-key",
                    "LaunchTime": "2024-04-16T13:07:36+00:00",
                    "Monitoring": {
                        "State": "disabled"
                    ---------------------------------------(省略)

# s3バケットの一覧を表示するコマンド
[root@ip-XX-XX-XX-XX ~]# aws s3 ls
An error occurred (AccessDenied) when calling the ListBuckets operation: Access Denied

以上

※参考

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