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SentryとVueの組み合わせでイベントログを収集

Last updated at Posted at 2019-07-21

目的

circleCIでデプロイ時の通知はできたものの、今度はerrorの時に何がおきているのかを知りたくなったので、sentryを突っ込みます。
Sentry自体はエラーに限るわけではないですが、今回の目的はエラーが起きた時にログを追うために実装をします。

Sentryとは

https://sentry.io/welcome/
Sentryはイベントログを収集してくれるツールです。
2019年7月現在では以下のプログラミング環境下で使用ができます。

sentry.io_platforms_.png

JSのフレームワークでは、Reactをはじめ、今回実装するVueやAngularなどで使用ができます。

sentry.io_for_javascript_.png

登録

まずはSentryに登録をします。

2019年7月現在では登録方法としては現在以下があります。

  • github
  • Azure DevOps
  • Emailなどを入力

今回はgithubで登録を行います。
「Sign up with Github」をクリックし認証を行います。

プロジェクト登録

登録が完了したらProjectを作成します。
今回はvueを選択し、project nameを設定してやります。

今回は名前を「blog」にしました。
sentry.io_organizations_tomopict_projects_new_ (3).png

Vueのプロジェクトの追加する

以前はraven-jsだったようですが、今は変わっているようです。
基本的には@sentry/browser@sentry/integrationsをインストールすれば問題なさそう。

# Using yarn
$ yarn add @sentry/browser

# Using npm
$ npm install @sentry/browser

# Using yarn
$ yarn add @sentry/integrations

# Using npm
$ npm install @sentry/integrations

Vueのなかで呼び出し

インストールが済んだら、極力早い段階でSentry.initでinitializeを行います。
denのio/xxxxxxxの箇所には固有のidが入ります。

import * as Sentry from '@sentry/browser';
import * as Integrations from '@sentry/integrations';
Sentry.init({
  dsn: 'https://b360938dff664cdf9166f2d92f1f5976@sentry.io/xxxxxxx',
  integrations: [new Integrations.Vue({Vue, attachProps: true})]
});

ここまで準備が終われば、あとは実際にSentryにイベントを送って見ます。

ブラウザからエラーを確認

イベントを送りたい箇所に以下のコードを入れるとクライアントからイベントがSentryに向けて送信されます。

https://docs.sentry.io/platforms/javascript/

Sentry.captureException(new Error("Something broke"));

なおユーザー情報を追加した状態でイベントレポートを送信したい場合は以下のようにして設定できます。

https://docs.sentry.io/enriching-error-data/scopes/?platform=javascript

    Sentry.configureScope((scope) => {
      scope.setTag("test-tag", "test-value");
      scope.setUser({
        id: 42,
        email: "john.doe@example.com"
      });
    });

管理画面でイベントを確認

該当のプロジェクトの画面に移動して、作成したプロジェクトでイベントを確認します。

スクリーンショット 2019-07-21 23.15.18.png

ユーザー情報を付与した場合は該当のイベントログに、ユーザー情報もきちんと入っています。

スクリーンショット 2019-07-21 23.15.44.png

まとめ

まずは導入までというところですが、簡単にイベントを送信することができました。
実際にはエラーが起きた際にslackに通知したり、どのようなデータが入っていたのかstoreの中のデータを送信したり工夫は必要そうです。
slack通知などを導入したらまた追記したいと思います。

参考にさせていただいた記事

Sentryでイベントログ収集をしよう! - Vue.js編 -

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