トラストバンクのアドベントカレンダー15日目の記事です。
ふるさとチョイスのデザイングループのマネージャーをしています、秋山です。
日頃は、ふるさとチョイスをはじめ各サービスプロダクトのUX/UIデザインの監修/ディレクションなどのお仕事をしています。
今回は、「デザイナーの心得」をつくってチームで共有した話を書きます。
トラストバンクには、「TRUSTBANK's TRUST」という行動指針があります。
Try try try
Respect each other
Unique value
Strong commitment
Think deeply
この行動指針をベースに捉えながら、デザイナーである自分たちの「こうありたい」をもう一段具体的に言語化して、共通認識をもって一緒に仕事していけると良いね、という話からの取り組みです。
行動指針をデザイナー向けにブレイクダウンするだけではなく、地域創生を担う会社のインハウスデザイン組織であること、それから、不確実性の高い時代に応え続けられるように役割やスキルを高度化していきたいという観点も一定入れながら建て付けています。
チームで「こうありたい」を出し合うワークショップを実施してメンバーみんなの声を集めた上で、リード陣の想いもプラスしてまとめました。
ではいきます。
トラストバンクデザイナーの心得
私たちトラストバンクデザイナーの心得(行動指針)は、6つの態度と4つの行動によって成り立っています。
6 attitude (態度)
─人間性を磨く─
1.自分にも他者にも誠実でいよう
2.人を動かす人になろう
3.広い心を持とう
─姿勢を正す─
4. 常に当事者になろう
5. 一番最初に手をあげよう
6. 地域にどう貢献するか常に考えよう
4 actions (行動)
─考える力を養う─
1.目に見えないものを見つけよう
2.世の中のすべてに「なぜ?」を持とう
─創造力を高める─
3.インプット!アウトプット!
4.あっ!と驚かせよう
6 attitude (態度)
人間性を磨く
そもそも1人でできる仕事はありません。
どんなに良い仕事をする人でも仕事がないと話になりません。
この人と仕事したい!って思われる人になりましょう。
attitude.1
自分にも他者にも誠実でいよう
嘘をつく人、約束を守らない人、時間を守らない人、そんな人に何かを頼もうと思いませんよね。
人に対して常に誠実でいる「ふり」をすることは案外できるかもしれませんがどこかでボロが出ます。
人に見られていない時でも正しい行いをできるように自分にも誠実でいることを心がけましょう。
attitude.2
人を動かす人になろう
仕事上でリーダーシップを発揮し、プロジェクトをゴールに導く中心人物になることはもちろんですが、あなたの普段の言動や行動、もしくは仕事の結果が誰かの心を動かす(誰かの行動や気持ちに良い影響力を与える)ようになるよう心がけましょう。
attitude.3
広い心を持とう
世の中はたくさんの違う意見を持った人たちがいることで成り立っています。
自分自身の考え方に固執して他人を否定的な態度で見たり、他人に対してネガティブな発言をすることは絶対にやめましょう。
いつでも広い心で他人を受け入れられるようになれば、自然と周りに人が集まってきます。
姿勢を正す
なんとなく仕事がつまらない・・・もっと楽しい仕事をさせてほしい。
そう思うときは仕事に対する姿勢を変えましょう。
同じ仕事でも、つまらなくするか、楽しくするかは結局あなた次第です。
attitude.4
常に当事者になろう
「当事者意識を持つ」のではなく、常に「当事者」になりましょう。
当事者となって一緒に手を動かしたり、頭を働かせたりするようになると、他人や時間のせいにしたり、ただ言われたことをこなす作業者になったりすることがなくなるでしょう。
attitude.5
一番最初に手をあげよう
絶対にできないことなんて滅多にありません。出来るか出来ないかはさておき一番最初に手を挙げる気持ちを持ちましょう。
そうすることで、「出来ない理由」よりも「出来る方法」を一生懸命模索するようになりますし、そんなあなたの積極的な姿勢がチーム全体に良い影響を与えるでしょう。
attitude.6
地域にどう貢献するか常に考えよう
私たちが仕事をする上で関わる人たちは地域の人たち、もしくは地域の課題をなんとかしたいと思っている人たちです。
彼らと同じ目線、同じ知識量で会話ができるように常に地域で起こっていることに目を向けて、私たちがビジネスを通してどう貢献できるかを考えよう。
4 actions (行動)
考える力を養う
AIの時代だからこそ人間にしかできないことをやろう。
十分なデータや前例がないところから全く新しいアイデアでクリエイティブをジャンプさせる能力が人間にとって最後の砦かもしれません。
action.1
目に見えないものを見つけよう
「見えているもの」を手がかりにして、その裏にある「目に見えないもの」を見出す力をつけましょう。
そのためには主観(固定観念)を取り払ってさまざまな方向から物事をじっくり観察することが重要になります。
そのもののコンセプトや伝えたい事、アプローチの仕方や最終的に対象にどういう感情を抱かせたいのかがわかるようになります。
action.2
世の中のすべてに「なぜ?」を持とう
ものごとをロジカルに考えることは大変重要です。でも、垂直思考は課題を解決するには適していますが、新たなものを生み出すことには向いてません。
新しいことをしたり、今までなかった課題を発見するには、前提や常識を取っ払うことが必要です。
創造力を高める
考えて、考えて、考え抜いたらそれを実際に表現して、誰かを驚かせましょう。
デザインを愛し、インプットとアウトプットを繰り返しているデザイナーだからこそできる驚きの提案。まさに腕の見せ所です。
action.3
インプット!アウトプット!
良いアイデア、良いデザインは何もないところからパッと出てくるものではありません。
日々見てきたものの総量、それらをどう組み合わせて実現するかの実践量に比例します。
仕事だけではなく日常生活においても、とにかくインプットとアウトプットの実践を繰り返しましょう。
action.4
あっ!と驚かせよう
期待通りのものを作ったと自慢したり満足したりしてませんか?
いえいえ、期待以上のものを作ることが当たり前で、本当に大切なのは良い意味で期待を裏切ること。
そんなこと思いつきもしなかった!って喜ばれる顔を想像して仕事に取り組みましょう。
以上が「トラストバンクデザイナーの心得」です。
この心得をチームで共有しています。コンスタントにリマインドして浸透していき、仕事に向き合うスタンスを揃えながらコラボレーションの中で提供価値を最大化していきたい。それはまだまだこれからですが、トラストバンクのデザイナーのみんながふとした時に立ち返って、姿勢を正したり迷いを払拭したりできるような1つの礎になると良いな、、と思っています。
ということで、「デザイナーの心得」をつくってチームで共有した話、でした!