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StylezAdvent Calendar 2019

Day 3

CloudFormationでEC2の初期構築の工数削減

Last updated at Posted at 2019-12-02

構築目的と背景

お断り:目新しい情報はないかと思います。

業務でCloudFormationを活用するようになりました。
その中で単にEC2を作成した場合、作成後の手作業が多く自動化のありがたみが薄いと感じました。
そこでcfn-init ヘルパースクリプトを活用したいと思います。
※AmazonLinux2では上記のヘルパースクリプトが標準でインストールされている為、前準備は不要です。

できること

  • コマンドの実行
  • ファイル作成
  • ユーザー/グループの作成
  • パッケージのインストール
  • サービスの起動設定
  • ソース(アーカイブファイルをダウンロード)

活用内容

私が活用したのはパッケージのインストールとコマンドの実行です。

パッケージ

  • yumでインストールが可能なものはパッケージ名を記載
    • バージョンに関しては[]であればOSがインストールできる最新版がインストールされます。
    • 指定のバージョンがあればリストの書式で記載してください。
    • 更に新しいバージョンを指定したい場合はrpmにURLを記載することでインストールが可能となります。
  EC2:
    Type: AWS::EC2::Instance
    Metadata: 
      AWS::CloudFormation::Init: 
        config:
          packages:
            rpm:
              mysql80-community-release: https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm
            yum: 
              python3: []
              mysql-community-client: []
              git: 
                - "2.20.1"

コマンド

Amazon Linux2であればamazon-linux-extrasを使ってインストールすることもありますし、
Pythonであればpip installもあります。他にもyum以外の手段はあるかと思います。
それらは上記パッケージのインストールでは対応できない(と思ってます)のでコマンドにて対応します。

また、名前のアルファベット順にコマンドが実行される為、順番に考慮が必要な場合は
コマンド名に数字を付けておくと良いです。

  EC2:
    Type: AWS::EC2::Instance
    Metadata: 
      AWS::CloudFormation::Init: 
        config:
          commands: 
            01php73:
              command: "amazon-linux-extras install php7.3"
            02pytest:
              command: "pip3 install pytest"
            03mount:
              command: "mkdir -p /home/storage"
            04mount:
              command: "echo \"xxx.xxx.xxx.xxx:/storage /home/storage nfs nolock,hard 0 0\" >> /etc/fstab"
            05mount:
              command: "mount -a"

適用方法

上記をCloudFormationのテンプレートに記載しただけでは適用されません。
UserDataへcfn-init ヘルパースクリプトを実行する手順の記載が必要です。

      UserData:
        Fn::Base64: !Sub |
          #!/bin/bash
          yum -y update
          /opt/aws/bin/cfn-init --stack ${AWS::StackName} --resource EC2 --region ${AWS::Region}

まとめ

上記を駆使すると工数が削減でき、手作業よりも結果にブレがなく良いのではないでしょうか。

余談

ユーザー作成ですがuidが選ぶことが可能ですが、強制で/sbin/nologinとして作成する為、用途が限定されてしまいます。
コマンドにて対応するとCloudFormationのテンプレートにパスワードが記載されてしまうので、ユーザー作成は別途検討が必要だと感じました。

参考

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