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クライアントの動的IPアドレスと各種制御

Last updated at Posted at 2020-06-12

クライアントの動的IPアドレスと各種制御

クライアントの動的IPアドレスについて、いくつかの考察してみた。

おそらく現在(2020年)のISPの多くは、本稿のような設定にはなっていないとは思うが、キャリアグレードNATなどがもっと普及していくと、本稿のような状態を考慮する必要が出てくるかもしれない。

NAT とクライアントのグローバルIPアドレスとしての動的IPアドレス

nat.png

NATの場合は、クライアントのIPアドレスと、グローバル(インターネット)へ出ていくIPアドレスは1:1に対応するでしょう。

現在(2020年)のISPの多くはこのような設定だと思う。

NAPT とクライアントのグローバルIPアドレスとしての動的IPアドレス

napt.png

NAPTの場合は、クライアントのIPアドレスと、グローバル(インターネット)へ出ていくIPアドレスが必ずしも1:1対応はしないだろう。
特に、冗長化しており、グローバル(インターネット)へ出ていくIPアドレスを複数保持しているような場合、TCP接続毎に異なるIPアドレス(グローバル(インターネット)へ出ていくIPアドレス)となる場合があるだろう。

このような場合、以下のような機能に影響を与えるだろう。

DynamicDNS
DynamicDNSへのTCP/UDP通信の送信元IPアドレス(のポート全て)が、自分に割り当てられているとは限らないということになるかもしれない
こういうのって、ISPの規約に「外部から接続するようなサービスには対応していません」とかって書かれるのだろうか・・・

クライアントのIPアドレスに基づいたアクセス制御
「確認くん」とかで送信元IPアドレスを調べて、それを管理者へ通知して、そのアドレスだけ一時的に穴開けする。とかいう(謎な)ルールは、今後通用しなくなるかもしれない。

関連リンク

以上

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