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WindowsServer2019 の IIS で Win32なClassicASPを動作させる

Last updated at Posted at 2019-11-28

タイトル通りだけど Windows Server 2019 の IIS で ClassicASP(Win32) を動作させる

導入から動作確認

まずは ASP の導入

このあたりは他の記事にも書いてあるでしょう。

classicasp01.jpg

サーバの役割で「ASP」を選択する

仮想ディレクトリ(アプリケーションディレクトリ)を作成する

このあたりも旧来の IIS5/6 と同じような概念があるから大丈夫でしょう。

classicasp02.jpg

とりあえず、アプリケーションプールとしては「クラシック」となるモードを選択しておく。

ハンドラーマッピングの確認

classicasp03.jpg

拡張子「.asp」に「ClassicASP」が対応している

classicasp04.jpg

ちなみに「%windir%」は環境変数で、Windowsのインストールディレクトリのこと。

大抵は「C:\Windows」だな。

サンプルASPで動作確認

シンプルな「ハローワールド」

classicasp05.jpg

うん、動作した

classicasp06.jpg

いよいよ 32Bit 化

アプリケーションプールの設定変更

classicasp07.jpg

「クラシックモード」のアプリケーションプールを新規作成して、「32ビットアプリケーションの有効化」を「True」にして、「ASPClassic」として保存して、これを ClassicASP のアプリケーションプールとして対応させる

classicasp08.jpg

ハンドラーの変更

classicasp09.jpg

実は「ASP.dll」は二つあります。(64Bit と 32Bit)。← 私は、ハマりましたよ

64Bit版のClassicASPがあるなんて想像できませんでしたよ。orz

SysWOW64 (64Bit Windows 上の Win32 な System32 のフォルダ)が 32Bit-ClassicASP ですよ。

classicasp10.jpg

という事で、ハンドラーマッピングを 32bit の ASP.dll に変更。

以上で終了

一応、VisualBASIC6.0で作った AcitiveX-DLL(当然 Win32 な COM コンポーネント)も、VisualBASIC6.0 ランタイム込みで Setup.exe を作って、それを使ってインストールしてやれば、以上の手順で動作した。(個人的経験で公式ではないよ)

蛇足1

classicasp11.jpg

ActiveX.DLL を登録する「regsvr32.exe」も 64Bit と 32Bit の二つがあるので、VB6 で作った ActiveX.dll を登録する際には「SysWOW64」の「regsvr32.exe」を使う事

蛇足2

classicasp12.jpg

ClassicASPとは直接関係ないけど「ActiveScript」という兄弟関係な WSH の「cscript.exe」「wscript.exe」も 32Bit と 64Bit の二つがあるよ。
WSH 内部で 32Bit な ActiveX-DLL を呼び出すなら、SysWOW64の「cscript.exe」「wscript.exe」を呼び出す必要がある。

蛇足3

Win64上の Win32 に関しては、レジストリも「HKCU\Software」とかが、軒並み「HKCU\Software\Wow6432Node\」にリダイレクトされていたりするので、注意です。

私の COM/ActiveX-DLL には、レジストリを扱うモノが多いのですが、.regファイルで、レジストリに登録する際にも、32Bit な regedit.exeを使う必要があったりしますよ。
(まぁ、手動で「Wow6432Node」へ移動させてもいいのですけど...)

Win64上でのWin32なネタ

64bit版のWindowsで32bitアプリケーションからsystem32ディレクトリのファイルを開けない
%windir%\Sysnative\shell32.dll というような SysNative という仮想ディレクトリがあるらしい。

以上

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