はじめに
2019年10月20日(日)に基本情報技術者試験を受験し、合格しました。
基本情報技術者試験は2度目の受験となり、今回はなんとしても合格したいという思いがありました。
この記事では、*「基本情報技術者試験とはどのような試験なのか」**「どのように勉強したのか」*についてまとめたいと思います。
ちなみには、私は2019年11月現在、Slerで働く社会人一年目社員で、学生時代は経済学部でしたので、ITに関しての知識は業務で少し知っている程度のスペックでした。
基本情報技術者試験とはどんな試験?
基本情報技術者試験とは
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
試験の目的
1.情報処理技術者に目標を示し、刺激を与えることによって、その技術の向上に資すること。
2.情報処理技術者として備えるべき能力についての水準を示すことにより、学校教育、職業教育、企業内教育等における教育の水準の確保に資すること。
3.情報技術を利用する企業、官庁などが情報処理技術者の採用を行う際に役立つよう客観的な評価の尺度を提供し、これを通じて情報処理技術者の社会的地位の確立を図ること。
受験料
5,700円(税込)
試験内容
受験者は2パターンの方法で基本情報技術者試験を受験することができます。
①同じ日に午前試験と午後試験を受験する
②午前免除試験に合格して、午前免除試験とは別日に午後試験を受験する
①同じ日に午前試験と午後試験を受験する
大多数の人がこちらのパターンに当てはるのではないかなと思います。
4.試験時間・出題形式・出題数(解答数)
午前 | 午後 | |
---|---|---|
試験時間 | 9:30~12:00(150分) | 13:00~15:30(150分) |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式 |
出題数 | 80問 | 11問 |
回答数 | 80問 | 5問 |
(参考)基本情報技術者試験 - 情報処理技術者試験 - IPA
②午前免除試験に合格して、午前免除試験とは別日に午後試験を受験する
午前試験を午後試験よりも2ヶ月程度早く受験することができ、もしその午前免除試験に合格することができれば、基本情報技術者試験は午後試験のみの受験が可能です。
つまり、午後試験は13時からはじまるので、他の受験者が午前試験を受けている間は家で勉強したりして、12時50分とかに会場に着けばいいのです。
※注意:午前試験が免除といっても、通常の午前試験と同様に午前試験(80問)を受けることになります。ただ、午後試験とは別日に受験することができるというだけです。
私は午前免除の要件が100時間の講座を受ければ大丈夫だと勘違いしていたのですが、そうではなく、この午前免除試験のいいところは1日で午前試験と午後試験を受けなくていいということになります。
以下が午前試験を免除する方法です。
修了試験の実施方法
IPA提供問題による試験実施 | IPA審査問題による試験実施 | |
---|---|---|
民間資格活用無し | ①受講項目を全て受講し、 IPA提供問題により修了試験を実施する。 | ②受講項目を全て受講し、 IPA審査問題により修了試験を実施する。 |
民間資格活用有り | ③民間資格(IPA審査問題)の取得によって受講項目の一部を免除する場合であって、IPA提供問題により修了試験を実施する。 | ④民間資格(IPA審査問題)の取得によって受講項目の一部を免除する場合であって、IPA審査問題により修了試験を実施する。 |
勉強に関して
午前試験
午前免除試験の勉強時間はまり覚えていないのですが、試験の1週間前に焦って過去問をやり始めました。
午前試験は、過去問からしか出題されないのでネットの「過去問道場」というサイトを使用して勉強していました。
午後試験
アルゴリズムとプログラミングは絶対対策した方がいい!
午後試験の総勉強時間は、アプリのforestでだいたい管理していたので、約100時間でした。
本格的に試験勉強を始めたのは、試験3週間前になり、焦って猛勉強を始めました。。。。(できれば3ヶ月前くらいには始めた方がいいと思います)
アルゴリズムとプログラミングは配点が高いので、ここで少しでも点数を稼いおかないと、選択問題で難易度の高い問題があった際に6割をとることが難しくなります。
午後試験も試験内容は以下のようになっています。
問題番号 | 分野 | 配点 |
---|---|---|
1 | (必須)情報セキュリティ | 12点 |
2 | ハードウェア | 12点 |
3 | ☆データベース | 12点 |
4 | ネットワーク | 12点 |
5 | ☆ソフトウェア設計 | 12点 |
6 | ☆プロジェクトマネジメント | 12点 |
7 | ☆経営戦略・企業と法務 | 12点 |
8 | (必須)データ構造及びアルゴリズム | 20点 (2020年からは25点) |
11 | (必須)ソフトウェア開発 (Java) |
20点 (2020年からは25点) |
☆→今回選択した選択問題
※問9〜11はソフトウェア開発は「C,COBOL,Java、アセンブラ、表計算」から1つ選択です。
試験2ヶ月前〜3週間前
参考書を眺める
「参考書読めばなんとかなるでしょう」という感じで、イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室をパラパラ読んでいました。
苦手なアルゴリアズムはあとでやると決め、他の分野を読んでいました。
4週間前
参考書をすこし本気で読んでみる
「あれ?ネットワークって勉強しなくても大丈夫じゃない?。。。。」
参考書でネットワークの分野を読んでいたのですが、まったくわからず「あ、終わった。。。。」と思っていましたが、午後試験では、選択問題は7問中4問選択すれば大丈夫なのですが、試験の内容を確認せずに始めてしまい、試験で必要ない分野も勉強していました。
そのため、午後試験でどの分野を選択して受験するのかを考えて勉強し始めるのも大事ですね。
もちろん、まずはどこが苦手分野なのか知るためにも一度過去問を解くことをお勧めします。
3週間前
過去問とTACでもらったオリジナル試験をとにかく解く
「やばい、、、あと3週間しかない」
「仕事に行く前の1時間、仕事が終わってからの3時間、計4時間は平日勉強できる」
「土日は8時間やろう」
と決めました。
実際は、平日に3〜4時間程度勉強していたのですが、土日は5時間〜6時間程度しか勉強していませんでした。
しかも、ラグビーワールドカップが開催していたので、友達とバーで応援したりして勉強時間を確保していませんでした。
また、一つの問題を解くのに30分程度かかり復習や答え合わせにも30〜60分程度かかるので、平日は過去問を3問程度しか解くことができていませんでした。
2週間前
過去問・過去問・過去問
「やばい、Javaとアルゴリズムやってねぇー。。。。。」
選択問題を最初に勉強していたので、Javaとアルゴリズムに時間を欠けていませんでした。
そのため、この日から必死にJavaとアルゴリズムの過去問を解きました。
この時には、平日は3〜4時間程度、休日は7時間程度勉強していました。
10日前
過去問・過去問・過去問
「アルゴリズムを諦めよう!!!」
アルゴリズムを完全に捨てました。
2020年からはアルゴリズムの配点が25点になったので、アルゴリズムを勉強せずに試験に臨むのは危険だと思います。
この時は、選択問題の「DB,ソフトウェア設計、プロジェクトマネジメント、経営戦略」と必須問題の「情報セキュリティ」を重点的に勉強していき、だいたい8割程度は過去問でとれるようになりました。
3日前
過去問と復習を徹底的に
この時期は、新しい問題はあまり取り組まずとにかく復習をしていました。
「消去法ではなく、なぜこの回答になるのか」を言えるようにしました。
また、Javaに関しても6割程度取れるようになっていました。
(Javaに関しては、「多分これだろう」と解いていました。。。。)
結果
65点で合格できました。
アルゴリズムが2問しか正解していなかったので、どうなるか不安でしたが、選択問題のセキュリティ、ソフトウェア設計で満点だったのでなんとか合格できました。
また、Javaも6問中4問正解していたので、良かったです。
まとめ
基本情報技術者試験は意外と大変だった
周りの先輩方は「基本情報は簡単だから早く取りな」と言っているので「簡単に取れるっしょ」と思っていたのですが、計画的に勉強を進めていないこともあり仕事終わりにも3時間の勉強、土日も7時間程度勉強をかなり大変でした。
2020年からは試験の配点が変わってしまうため、アルゴリズムを捨てるということは難しくなると思います。ですので、計画的に勉強をして余裕を持って試験に向かうことをおすすめします。
初めての投稿ということで、まとまりがなくてすみませんでした。
今後は、プログラミング等に関しての記事をあげれるように勉強していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。