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【2018年版】有力ブロックチェーン特徴まとめ18選

Last updated at Posted at 2018-04-05

こんにちは。AnyPayでCTOをやってますTomo (@HAIL)です。
日本語でこういう風に色んなチェーンの情報がまとまっているものがなかったので作ってみました。

どんどん足していきます(名前だけ書いてあって中身が何も書かれていないチェーンは、もうすぐ書くぞという気持ちの現れです)!

長くなるので先に宣伝:
AnyPayでは優秀なエンジニアを募集しています!笑
https://www.wantedly.com/projects/190497

今のところ、時価総額順に近い感じで書いています。

ではどうぞ!

Bitcoin

  • https://bitcoin.org/bitcoin.pdf
  • 言わずとしれた最初のブロックチェーン
  • Hash... SHA256
  • Consensus... Proof of Work
    • 膨大な計算資源がないとブロックを作れない
    • マイニングをすると報酬が得られる
    • ブロックチェーンを攻撃すると損をする
  • Block time... 10 minutes
  • トランザクションコスト上昇にともない、全てのトランザクション(payment)をブロックチェーン上にいちいち記述せずにスマートコントラクトを用いて安く、高速に処理する技術としてLightining Networkがある

Ethereum

  • Official: https://www.ethereum.org/
  • Whitepaper: https://github.com/ethereum/wiki/wiki/White-Paper
  • Hash... Dagger Hashimoto (最新バージョンはEthashと呼ばれる)
    • ASIC-resistance
    • Light client verifiability
  • Consensus... Proof of Work
    • Proof of Stakeへの移行が計画されている
  • 目的: World Computer
    • スマートコントラクトをSolidityというJavaScript-likeな言語で簡単に記述可能なことが特徴
    • オフィシャルでも"MINIMUM VIABLE TOKEN"をたかだか数十行のコードで書けるぞというのを売りにしている
  • ERC20
    • https://theethereum.wiki/w/index.php/ERC20_Token_Standard
      • transferを筆頭として、基本の送金機能などをおさえるcontractが実装するべきfunctionsとeventの定義
        • function totalSupply()
        • function balanceOf(address tokenOwner)
        • function allowance(address tokenOwner, address spender)
        • function transfer(address to, uint tokens)
        • function approve(address spender, uint tokens)
        • function transferFrom(address from, address to, uint tokens)
        • event Transfer
        • event Approval
  • ERC223
    • ERC20に "token fallback" 機能が追加されたもの
    • ERC20が持っていた「処理できない内容のTXがContractに対して送信された時に、そのまま承認されてしまいGOXする問題」が解決される
    • 処理できない内容のTXだった場合、Senderに送り返されるようになっている
  • ERC721
    • Non-Fungible Token (NFT)
      • Collectibles(収集品) をBlockchain上で表現可能にするもの
      • IDを持つ個別トークンが子として多数存在し、それぞれの保有者を持つ
      • Non-Fungibleの意味
        • IDを持つ個別トークンは唯一無二の存在であるという意味
        • 個別トークンが数量という概念を持たず、親トークンが配列データ
        • ETH等でプライスを付けて売買をすることは可能
      • 共同保有についても仕様が提案されている(Divisible NFT, Shared Ownership)
      • Require: ERC20, 223への準拠 for 後方互換性
      • Require: ERC165(インターフェース規格の明確化)への準拠
    • データ構成
      • ERC721のTokens(CryptoKittiesという総称)は、すべての個別トークン(Kitty)IDを保持するarrayである
        • 個別トークンの定義方法に対して制限はない
        • 個別トークンは数量の概念を持たない(数量的なparameterを持たせることは可能だが、四則演算が適用できない)
        • CryptoKittyは構造体として定義して外部ストレージで管理している
      • 下記のmappingを行っておく(標準仕様はない)
        • token_id と owner_address
        • owner_address と 保有している個別トークンの数
    • 外部インタフェース(Required)
      • totalSupply()
        • 発行済のトークンの総数(tokens.length)を返す。
      • balanceOf(address _owner)
        • _ownerで指定したアドレスが保有するトークンの総数を返す
      • ownerOf(uint256 _tokenId)
        • _tokenIdで指定したトークンの保有者アドレスを返す
      • approve (address _to, uint256 _tokenId)
        • このメッセージの送信者が保有しているtokenに対して実行可能
        • _toで指定したアドレスに対して、 _tokenIdで指定したtokenの保有認可を与える
      • transfer(address _to, uint256 _tokenId)
      • transferFrom(address _from, address _to, uint256 _tokenId)
        • このメッセージの送信者が_tokenIdで指定されたtokenに対して認可されていれば実行可能
    • 外部インタフェース(Optional)
      • name()
      • symbol()
      • tokensOfOwner(address _owner)
        • _ownerで指定したアドレスが保有するトークンid一覧を返す
        • 計算量が大きい(tokens配列全体に対してループ実行)ので問題視されている
      • tokenMetadata(uint256 _tokenId, string _preferredTransport)
        • IPFS等での外部リソースをメタデータとしてトークンと紐づけるための実装
    • CryptoKittyの実装
      • ERC721ベースのトークンを実装した
      • Kitty structを定義して外見を描画するロジックと紐づけた
      • 配合のためのロジックを実装した
      • 運営管理用のメソッドやmodifierを定義した
      • Kittyの出品・販売のためのDappsを用意した
        • 基本的にはChromeでMetamask使って売買する
    • 用途の想定
      • デジタルアセット(ゲーム内コンテンツや著作物など)の表現
        • コピー不可
        • 個別アセットの価値や操作の透明性
        • 売買・交換用マーケットプレイスのDapps化
        • ゲームをまたいでコンテンツの売買ができる
      • 美術品や建築等の分野での利用も将来的には想定される
      • その他問題への解決策?
        • スキンギャンブリング等の企業倫理問題
        • 出生情報や知的財産権の偽造問題
        • チケット偽造
  • Raiden Network
    • Official: https://raiden.network/
    • 基本、Lightning NetworkのEthereum版
    • Scalable, Fast, Private, Interoperable, Low Fees, Micropayments
  • Plasma
    • いい日本語紹介記事: http://www.udon.blog/entry/2017/12/16/114518
    • Vitalik ButerinとJoseph Poonが発表した、スマートコントラクトを実行する際のプロセスをスケーラブルなものにするためにプロセスを大幅に最適化するもの
    • 子チェーンの使用によってroot chain(Ethereum)のスケーラビリティ問題を解決しようとするものです。概念的にいうと、基本的にEthereumの情報を参照するのは、不正なトランザクションなどで揉めた時、EthereumからETHやEthereum上のトークンを移したり戻したりする時のみ
    • Ethereumにはトランザクションなどをいちいち書き込みません。ただ子チェーンのブロックヘッダーを親チェーンに書き込むだけ
    • ネットワーク参加者が全てのトランザクションを監視する訳ではない。自身に関係するものを主に監視することが想定されている。これにより全ノードが全てのものを検証する必要がなくなり、スケールが可能になる

Ripple

  • Official: https://ripple.com/
  • Ripple社によるglobal paymentsのためのprivate blockchain
    • なのでマイニングは不可能
  • 100,000,000,000 XRPが最初mintされた
  • Ripple connects banks, payment providers, digital asset exchanges and corporates via RippleNet to provide one frictionless experience to send money globally.
  • エンタープライズユーザとして、Bank, Payment Providerをイメージしている
    • XRPがあれば、外貨決済を行うために各地の現地通貨でnostro accountを持つ必要がないだろ的な売り
  • Fast: Payments settle in 4 seconds.
  • Scalable: 1,500 TPS now and can scale to handle the same throughput as Visa.

Bitcoin Cash

  • Official: https://www.bitcoincash.org/
  • 2017年8月にBitcoinからハードフォークして生まれた
  • Transact in seconds. Get confirmed in minutes.
  • Bitcoinとの主な違い
    • 最大ブロック容量はBitCoinが1MB、Bitcoin Cashで可変になり、初期は8MBに設定されている
    • BitcoinにはSegWit機能(Segregated Witness)があるが、Bitcoin Cashにはない
      • 一部のBitcoinマイナーたちはSegWit2xはナカモトサトシの引いたロードマップにも沿っていないし、スケーラビリティの問題を本質的に解決していないとしてBitcoin Cashを産んだ感じ

Litecoin

  • Official: https://litecoin.org/
  • Hash: scrypt
    • これのおかげでmemory-hardなのでFPGAやASICがSHA256のものに比べて複雑になりがち
  • Consensus: PoW
  • Block time: 2.5 minutes

Cardano

  • Official: https://www.cardano.org/en/home/
  • Ethereumを超えるスマートコントラクトプラットフォームになるぞと息巻いている
    • 曰く、"It is the first blockchain platform to evolve out of a scientific philosophy and a research-first driven approach"
  • BitSharesとEthereumのco-founderであるCharles Hoskinsonがリードしている
  • Haskellで書かれてる……
  • ADAはこの上の通貨
  • Consensus: Proof of Stake
  • Cardano Settlement Layer(CSL)というledger transactionを扱うレイヤーと、Cardano Computation Layer(CCL)というスマートコントラクトの動作を扱う2つのレイヤーがある
  • RINAを使っている(使おうとしている?)

NEO

  • 中国版Ethereumと呼ばれている。上海生まれ。昔はOnChainという企業名でAntSharesという名前で開発されていた。2017年にNEOに改名
    • blockchain platform and cryptocurrency designed to build a scalable network of decentralized applications
  • baseアセット(Ethereumで言うところのETH)としてNEOトークンがあり、スマートコントラクトをデプロイまた走らせるFeeとしてのGASトークンが存在する。NEOは分割不可能で、GASは分割可能である
    • Ethereumと同じく、手数料は計算量に比例する
    • GASトークンは、1ブロックごとにいくつ生産されるか決まっており、200万ブロックごとに1GAS/ブロックずつ生産が減っていくようになっている
    • NEOもGASも1億トークンがsupply上限となっている
  • もうひとつ、2018年3月にONTトークンが発行された(5NEOにつき1ONT)
    • system upgrade, identity verificationやその他のgovernance issueについての投票券として利用される
  • ConsensusアルゴリズムとしてDelegated Byzantine Fault Tolerance(dBFT)を採用している。システムの参加者たちは、ノードをbookkeeperとして指名することができる。
    • bookkeeperになるためのNEO所持数下限が設定されていて、またパフォーマンス要件も存在する
    • bookkeeperはDigital Identity(電子形式の身元情報。検証方法としては顔の特徴、指紋、音声、SMSなど)にひもづいている
    • bookkeeperはチェーンに書かれたトランザクション/ブロックをvalidateするタスクを与えられる。もしネットワーク上にいる2/3のノードがそのbookkeeperのvalidateしたバージョンを認めたら、consensusが取れたとみなされる。これが失敗した場合、別のbookkeeperが選ばれて同じプロセスが繰り返される。
    • consensusがネットワークのsubsetにのみしかreplicateされる必要が無いので、クラシックなByzantine Fault Toleranceよりも効率的であり、よって多くのトランザクションを処理できる
      • 1,000~10,000TPS
      • ただし、この量のトランザクションを処理できる背景としてあるDigital IdentificationとdBFTはある程度Centralized性によって支えられていると言える
    • スマートコントラクトシステムNeoContract
      • NeoVM
        • JVMや.NETランタイム、EVMに相当するVM
      • InteropService
        • Used to load the blockchain ledger, digital assets, digital identity, persistent storage area, NeoFS, and other underlying services. They are like virtual machines that are provided for virtual machines, enabling smart contracts to access these services at run time to achieve some advanced functionality.
      • DevPack
        • 高水準な言語コンパイラとIDEプラグイン
      • これらの組み合わせにより、NeoVMを他のブロックチェーンや他の非ブロックチェーン実行環境で実行できる。これにより、Solidityでの記述を必要とするEthereumに比べ、NEOではスマコンをC#, Javaなどの主要言語で記述することができるようになっている
    • Cross-chain interoperability agreement: NeoX
      • Cross-chain assets exchange agreement
        • 複数の参加者が異なるチェーン間で資産を交換できるようにするプロトコル
      • Cross-chain distributed transaction protocol
        • Cross-chain assets exchange agreementを任意のトランザクションに拡張する。つまりアトミックなトランザクションを保証するためのプロトコル

Stellar

  • Official: https://www.stellar.org/
  • Objective: Move Money Across Borders Quickly, Reliably, And For Fractions Of A Penny.
    • Stellar is a platform that connects banks, payments systems, and people. Integrate to move money quickly, reliably, and at almost no cost.
    • ということで、これも既存金融機関とかも巻き込んでペイメントを便利にする系
    • Private Blockchainであり、よってマイニングの概念はない
    • つまりRippleと似ている
      • 思想的な違いとしては、Stellarはnon-profitでありオープンソース。Rippleは営利企業であり、内部の人間しかソースはいじれない
      • テクニカルには、Stellarのほうが、bookkeeperになる敷居が低い
  • 2014年生まれ。NonprofitのStellar Development Foundationによって運営されている。 FounderはJec McCaleb, Joyce Kim
  • Nigeria, Philippines, India, West Africaなどのdeveloping worldで金融インフラとして利用されて、または利用されようとしている例が多い
    • 対してRippleはバンカメとか、先進国のメガバンとかとのつながりを重視
  • 2017年、IBMとペイメントのスピード向上に向けてパートナーシップを結んでいる。その他にもかなりの数のパートナーシップを結ぶ傾向にあり、それが重要だと考えている
  • ローンチ時にはRippleのプロトコルをベースにしていたが、2015年にいちから書き直されてリリースされた
  • Stellar XLMというプラットフォームへのアップグレードが予定されている
    • EthereumでのICOにおける欠陥を克服する
      • According to reports, out of 1million smart contracts downloaded, over 34,000 were found defective(Ethereum上のスマートコントラクトの一部は欠陥品だという報告がある)
      • スマートコントラクトを書かせるより、安全に素早くデプロイできて取引所に即リスティングされるような仕組みがあったほうがよいと考えている

EOS

  • Official: https://eos.io/
  • dApps Infrastructure
    • ユーザ数が多いこと、利用にコストがかからないこと、トランザクションが多く捌けること、不可逆性が早く保証できること、がDappには必要でそれを解決するという思想
    • BitShares / Steemitで数千TPSの実績ができて、そこからスピンアウトしてできたブロックチェーン
  • ブラウザからアセンブリ(機械語)を実行できるようにする技術であるWebAssemblyでコンパイルしたものを動かすことができる。使用可能な言語としてはC/C++/Rust
  • Abstract: The EOS.IO software introduces a new blockchain architecture designed to enable vertical and horizontal scaling of decentralized applications. This is achieved by creating an operating system-like construct upon which applications can be built. The software provides accounts, authentication, databases, asynchronous communication, and the scheduling of applications across many of CPU cores or clusters. The resulting technology is a blockchain architecture that may ultimately scale to millions of transactions per second, eliminates user fees, and allows for quick and easy deployment and maintenance of decentralized applications, in the context of a governed blockchain.
  • アカウントにおけるパーミッション管理、sequential, parallel処理におけるパフォーマンス、スケーラビリティなどもりもりのホワイトペーパー
  • トランザクション手数料をEOSに対し払うのがアプリ提供側か、利用者側かまたそのハイブリッドかはアプリごとに決められる
  • きちんとガバナンス設計がされていないことが既存ブロックチェーンの弱みだとしており、その設計が細かい印象
    • A blockchain based on the EOS.IO software recognizes that power originates with the token holders who delegate that power to the block producers. The block producers are given limited and checked authority to freeze accounts, update defective applications, and propose hard forking changes to the underlying protocol

Monero

  • Official: https://getmonero.org/
  • In a few words: Private Digital Currency
  • Summary: Monero is cash for a connected world. It’s fast, private, and secure. With Monero, you are your own bank. You can spend safely, knowing that others cannot see your balances or track your activity.
    • プライバシーを重視した、payment用のパブリックブロックチェーン
    • senderとreceiver以外にはtransactionのdestination addressやamount分からないようにできている
  • Hash: CryptoNight
    • ASICでなくてもそこそこ掘れるようにできている
    • 良くも悪くも、マイニングのコードをサイトに埋め込んでそこで掘らせる、とかも機能する

Dash

  • Official: https://www.dash.org/
  • Digital Cashの略と言い張っている
  • Summary: Use Dash to make instant, private payments online or in-store using our secure open-source platform hosted by thousands of users around the world.
    • こいつもペイメント用のパブリックブロックチェーン
  • DAO
  • チェーンを形成する役割として、MinerとMasternodeと二種類いる
    • ブロックの検証はMiner
    • Masternodeになるためにはコラテラルとして1000DASHが必要
  • Masternodeの役割としてPrivateSend, InstantSend, governance functionsの実行がある
    • PrivateSend
      • いくつかの送金をひとつのtransactionにまとめてしまい、直接追えなくなるようにすることにより価値の移動をわかりにくくする
    • InstantSend
      • near-instant transactionsを可能にする
      • 要はmasternode networkが優先して処理してくれる
      • ここで判断できなかった場合はいつもどおりblock生成時のvalidation flowに回される
    • governance functions
      • masternodeは各自1票を持ち、 Dashのマイルストン決めや採用、イベント登壇などに際し投票を行える。各案件は以下の式を満たす時に可決される: (YES VOTES - NO VOTES) > (TOTAL NUMBER OF MASTERNODES * 0.1)

IOTA

  • Official: https://iota.org/
  • Whitepaper: http://iotatoken.com/IOTA_Whitepaper.pdf
  • next generation public distributed ledger. Tangleと呼んでいるDirected Acyclic Graphにもとづいたデータ構造が特徴
  • BlockとかChainとかMinerとかはない。つまりブロックチェーンではない
  • each participant in the network that wants to make a transaction has to actively participate in the consensus of the network by approving 2 past transactions
  • The larger the networks become, the faster the transactions are confirmed and also the more secure it becomes

NEM

  • Official: https://nem.io/
  • New Economy Movement
  • 通貨単位はXEM
  • ペイメントにも
  • Consensus: Proof of Importance
    • マイニングは存在しない
      • そのかわりハーベスティングがある
        • たくさんもってたり、たくさん使ってる人がよりImportantだとして、Importantなほど報酬がもらえる仕組み
  • 登場人物は4種類
    • 一般ユーザ(誰でも)
    • フルノード(ハーベスティングができる。10,000 XEM以上持っていることが必要)
    • スーパーノード(3,000,000XEM以上持っていることが必要)
      • 送金などの処理を行うサーバ。一般的に他のチェーンで言うところのMinerの責務を持つ
      • 報酬はプール金から支払われる。枯渇した場合は手数料から支払われる
      • 600ノードぐらい存在する
    • NEM Foundation
  • スマートコントラクトの概念はないが
    • 送金トランザクションにメッセージがつけられるのでpayloadとして利用できる
    • 独自のトークンも発行できる
  • V2と言っても良いProject Catapultが進行中
    • 大幅な性能向上
    • マルチレベル・マルチシグ
      • このレベルの人なら3票、このレベルの人なら1票必要、みたいな
    • Aggregate Transactions
      • 複数のトランザクションを一つのセットとしてとりまとめて、該当する当事者のマルチシグが完結した場合に、その全てを"同時"に決済できる機能
    • などなど

Tether

  • Official:https://tether.to/
  • Whitepaper:https://tether.to/
  • 通貨ペッグトークンの代表格で、法定通貨一単位にペッグされ、同量のFIATを購入・reserveとして保有することで価値を保証している(Proof of Reserves)
    • 現在は二種類のペッグコインを発行
      • HK-based(オフィスはスイスにある)のTether Limitedが、1USDにペッグされたUSDTを発行
      • Swiss-basedのSmart Property Solutions SAが、1EURにペッグされたEURTを発行
    • Tether LimitedがFIATを管理している銀行口座残高を日々公開していること、また定期的に監査を受けることによって、reserveの存在を担保している
  • Bitcoin blockchainのOmni Layer Protocol上で発行されるため、Bitcoin同様に取引所やウォレットでの取り扱いが可能
  • 取引所における基軸通貨としの利用がメイン
    • Binance, OKEx, Huobi, HitBTC, Bittrex, Poloniex, Kraken, Gate.ioなどでUSDTのtrading pairが利用可能
    • Binanceでは、多数のICOコインとのtrading pairも利用可能
  • 基本的に価格変動は±1%以内に収まっているが、しばしばスキャンダルあり
    • 17年4月末、BitfinexのUSD入出金停止にともない、Bitfinexと関連が深いと見られたTether LimitedのUSDTも取引量が激減したため、大幅安を記録
    • 18年1月、USの商品先物取引委員会(CFTC)がBitfinexと子会社のTetherに召喚状を発行していたことが発覚。さらに監査法人Friedmanとの提携を解消したことを発表。USDTの大量発行とBitfinexでのBTC大量買い現象が観測されてたこともあり、Tether Limitedへの信用が下落しつつある。

VeChain

  • Official: https://www.vechain.org/
  • leading global enterprise level public blockchain platform. VeChain aims to connect blockchain technology to the real world by providing a comprehensive governance structure, a robust economic model as well as advanced IoT integration, and pioneers in real world applications.
  • Comprehensive Governance
    • decentralizationとefficiencyのバランスを取っていることが強みだとしている。built-inのガバナンスツールをいくつも持っている。例えばスマートコントラクトを使ってKYCする仕組みなどがbult-in
  • Consensus: Proof of Authority
    • 101のVeChain Foundationによってハードウェアやセキュリティ要件を審査されホワイトリスト入りしたauthority nodesによってコンセンサスが取られる仕組み。
  • IoTとの連携に強み
    • IoTデバイス業者やRFID, NFCタグの業者とのパートナー関係を多数持って、VeChainへのデータ保存を強固にする狙い
  • 基軸コインVETと、手数料用コインVeThorがある
  • Smart Contractを3rd partyが作れる仕組みは2018年6月ごろに公開される予定。最初はSolidityがサポートされる

TRON

  • Official:https://tron.network/enindex.html
  • Whitepaper:https://o836fhe91.qnssl.com/tron/whitebook/TronWhitepaper_en.pdf
  • 分散型エンタメコンテンツプラットフォーム
    • 異なるエンタメコンテンツ間で利用可能な顧客情報データベースと決済手段を提供
  • アーキテクチャー
    • とてもわかりやすい記事:https://medium.com/@Tronfoundation/an-overview-of-trons-technical-live-stream-to-non-technical-people-3782db162710
    • 三層構造:application layer / blockchain platform / content storage layer
    • graph database:ノード情報だけでなくノード間の繋がりも記録(下の図参照)
    • DPoS(Delegated Proof of Stake):TRX保有数の多いノードがマイナーとなるが、自身の保有数と他のノードからの投票数によって、マイニング難易度が異なる。マイニングで得た報酬はそのマイナーに投票したノードにも分配される。マイナーの数が少ないため承認スピードは早い。
    • KhaosDB:複数のマイナーが同時に承認に成功したとき、そのノードをブロックに記録し、後から最長のものをmain chainとして採用できる。よって承認スピードが担保される。
    • Javaでコントラクトが書ける。将来的には他多数のプログラミング言語にも対応予定
  • 使用例
    • Whitepaperではマッチングアプリ、オンラインゲーム、ファイルシェアリングに言及
    • 現時点で開発済みのDapps(一部)
      • Peiwo:10Mのユーザーを抱える音声SNS
      • Obike:シンガポール発のシェアバイクサービス
      • Uplive:20Mのユーザを抱えるライブストリーミングPF
      • Gifto:バーチャルギフト交換PF
  • 17年9月にBinance上でICOを実施、$70Mを調達
    • 現在のmarket capは$367M、全仮想通貨で13位
  • CEOのJustin Sunのカリスマ性
    • AlibabaのJack Maにも認められた中国を代表するentrepreneur。Alibabaとの繋がりがTronへの期待感を大いに醸成しているともいえる。
    • 前述のPeiwoのCEOでもあり、Ripple Labsのアドバイザー
    • Forbsの30 Under 30 Asia 2017 Consumer Technologyにもノミネート

Ethereum Classic

Lisk

Nano

OmiseGo

  • Unbank the banked with Ethereum -Decentralized Exchange and Payments Platform-
  • Official:https://omisego.network/
  • Whitepaper:https://cdn.omise.co/omg/whitepaper.pdf
  • EthereumネットワークとPlasmaという新技術を活用し、東南アジアを中心に決済プラットフォームを構築するプロジェクト
    • 主な目的は二つ
      • 銀行口座へのアクセスを持たない層に送金手段を提供すること
      • 異なる決済ゲートウェイ間を繋ぎ、任意のネットワーク同士での価値の交換を可能にすること
    • OMGチェーンとEthereum
      • OmiseGOチェーンではすべての決定操作(決済)が行われ、実際の最終送金はEthereumブロックチェーンに委任される
      • OMGチェーンのコンセンサスアルゴリズムはProof of Stake
      • 価値の交換の媒介としてEtherが使われる
    • Plasma
      • トランザションの一部をオフチェーンに書き込むことでスケーラビリティ問題を解決。Visaネットワークに匹敵する処理スピードを実現
      • OmiseGOが史上初のPlasmaプロジェクトで、現時点で未実装
    • OMG wallet:FIAT、仮想通貨、ポイントなどのP2Pトランザクションが可能
    • White label wallet SDK:OMGチェーン上で独自のウォレットアプリケーションを開発するためのキット。
    • DEX
  • すでに東南アジアでのサービス実績があり、チームメンバーも豪華
    • OmiseGOはOmiseを母体とする子会社。2013年に設立された母体のOmiseは、タイでオンライン決済サービスを提供している。
    • CEPが日本人の長谷川潤
    • Ethereum FoundationのVitalikやGavin Woodも参画

Qtum

Bitcoin Gold

Binance Coin

ICON

  • 目的:元々プライベートブロックチェーンのソリューションとしてTheLoop社が提供していたloopchainを用いて、異なるガバナンスを持つ複数のチェーン間を繋ぐことを目的としたプロジェクト
    • ブロックチェーンに求めるガバナンス仕様って、それぞれ違うじゃん、 でもその間の繋がりはほしいよね
  • Official: https://icon.foundation/?lang=en
  • Whitepaper: https://icon.foundation/resources/whitepaper/ICON-Whitepaper-EN-Draft.pdf
  • ICONは5つの構成要素からなる①Community ②C-Node ③C-Rep ④ICON Public ⑤Citizen Node
    • Community: Communityは同一のガバナンスシステムの元で複数のノードからなるシステムのことを指す (例:銀行連合、証券会社、大学、等のシステム)
    • C-Node: 各Communityの構成員であるノードであり、各Communityのコンセンサスもしくは意思決定のプロセスに影響を持つ。Communityによって個人でも法人でもありうる。例えば、銀行連合のCommunityにおける各銀行等。
    • C-Rep: ICONに特徴的な概念で、各Communityの代表構成員の様な存在。各Communityから選出された構成ノードで、下で説明するICON Republicのガバナンスを担う。(トランザクションの承認や、意思決定等)。どのようにC-Repを選出するか/変更するかはCommunityのガバナンスに委ねられている。(参考:間接民主制)
    • ICON Republic: 上記C-Rep及びその他のCitizen Nodeから構成され、複数のCommunityを繋ぐ機能を持つ。ICON Republic自体のガバナンスはC-Repの投票に行われる、故に分散化されている。ICON Republicは各Communityの意思決定には関与しない。
    • Citizen Node: ICON Republicの構成員ではあるが、C-Repの様な投票権は持たない. (トランザクションを作成できる)。loopchain上に構築されたDAPPsがCitizen Nodeになれて、一定の条件を満たせばC-Repにもなれる
  • DEXとしてのICON
    • ICON Republic内のノード、ICON Republic - Community、Community-Community間のコミュニケーションが可能
  • loopchainについて
  • ICXトークン

以下も続々追加予定!

DigixDAO

Zcash

Populous

Steem

Waves

Bytecoin

Verge

Stratis

Maker

RChain

Dogecoin

BitShares

Siacoin

Aeternity

Decred

Status

Augur

Bytom

Ontology

Waltonchain

Komodo

Ardor

Zilliqa

Ark

Aion

0x

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