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Bootcamp の Windows7 or Windows8.1 で BSoD になる事象のまとめ

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1. はじめに

数ヶ月前になるが,自宅の MacBook Pro に OS X Yosemite を入れて見事に玉砕した件については,OS X Yosemite インストール失敗の後日談にまとめた。今回はその続編とも言える記事で,Yosemite にアップデート後に Bootcamp で使用する Windows7 側でのトラブルをまとめた。

2. 環境

まずはじめに,以下の記事で登場する mac やソフトウェアの詳細なスペックを記す。

2.1. MacBook Pro

  • OS X Yosemite version 10.10.1
  • MacBook Pro(15-inch, Early 2011)
  • プロセッサ 2.3GHz Intel Gore i7
  • メモリ 8GB 1333MHz DDR3
  • グラフィックス AMD Radeon HD 6750M 1024MB

2.2. Software

  • Windows 7 Professional
  • Windows 8.1 通常版
  • Microsoft Flight Simulator X GOLD EDITION
  • FS アドオンコレクション/東京国際空港2
  • FS アドオンコレクション/大阪国際空港

3. 事象と対処

起きた事実を時系列で。

3.1. Windows7 で BSoD が発生

先にも書いた,Yosemite インストール後に Windows7 を起動したら BSoD1 が発生した。

3.1.1. 勝手に再起動するのを変更する

この事象としては BSoD が発生するタイミングはわからなく,早い時は起動直後に発生するが,調子がいいときだとしばらくは普通に使用できて,何かの作業中に突然発生する。そのため,BSoD になった際にエラー情報を見れば何かわかるかもしれないと思い,勝手に再起動する設定2を変更3した。

  • コントロールパネルを起動
  • 「システムとメンテナンス」を選択
  • 「システム」を選択して「システムの詳細設定」をクリックする。
  • 「システムのプロパティ」から「詳細設定」タブを選ぶ。
  • 「起動と回復」にある「設定」ボタンをクリック。
  • 起動と回復の画面で真ん中あたりにある「自動的に再起動する」のチェックボックスを外す。
  • OK ボタンをクリックして終了する。

以上である。

3.1.2. Yosemite のせいか

この段階ではなんとなく Yosemite にアップデートした際に何か Bootcamp 側の領域に問題が発生したのかとも思った。先の記事にもある通り,Yosemite 自身のアップデートにも失敗していることもあり,全体的に問題がある可能性も高い。

だが,結論からするとそれは間違いであった。

3.2. Windows7 の再インストール

そこで,まず安直に考えたのが Windows7 の再インストールである。

3.2.1. Windows7 のアンインストール

Bootcamp 上の Windows のアンインストールは非常に簡単である。OS X 側から Windows 領域のバーティションを削除するだけである。バックアップさえちゃんと取っていれば4ほんの数秒で削除が完了する。

3.2.2. Windows7 のインストール

Bootcamp 経由の Windows インストールも簡単5である。OS X 側で Bootcamp アシスタントを起動して,領域の作成と Windows7 のインストールディスクを入れれば,あとは指示にしたがって進めていくだけである。インストール後に必要なドライバ類を入れれば終了である。

3.3. 事象は変わらず

しかし,Windows7 の再インストール後に再び BSoD が発生する。つまり,Windows7 の再インストールは無意味であったということが判明する。

3.4. そこで私は考えた

Windows8.1 ならいけるのではないか,と6

3.5. Windows8.1 の入手

すぐに私は Windows8.1 を入手することにした。Windows8.1 はこれまでの Windows に比べて格段に値段が安くなっており導入のハードルはかなり下がってきている。Bootcamp そのものも Windows8.1 には完全に対応しているのでインストールそのものは全く不安がない。

3.5.1. Windows8.1 の種類が多すぎる

実は Windows8.1 には様々な種類が存在する。

  • Windows 8.1 通常版(64bit/32bit同梱)
  • Windows 8.1 DSP 版:64bit
  • Windows 8.1 DSP 版:32bit
  • Windows 8.1 Pro 通常版(64bit/32bit同梱)
  • Windows 8.1 Pro DSP 版:64bit
  • Windows 8.1 Pro DSP 版:32bit

もう何がなんだかわからないのだが,機能的な面で言うと,

  • Windows 8.1
  • Windows 8.1 Pro

の 2 種類がある。機能的な比較は Microsoft などのサイトに詳しいが,ざっくり言えば「個人で使うなら Pro は不要」ということである。そのため Windows 8.1 をチョイスする。

どちらかというとわかりにくいのが「通常版と DSP 版の違い」ではないだろうか。一言で言えば新規インストールをするためのものが DSP7 版で,アップデートとかクリーンインストールなど8をするのが通常版である。

結論から言うと,Bootcamp は 64bit 版しか対応していない。Pro は不要なので無印の通常版を購入した。

3.6. 起動せず

インストールそのものは Windows7 の場合と同じ。8.1 の場合は「起動しなかった」と言えばいいだろうか。ログイン画面になる前に起動で問題が発生したとエラーが出た。

3.7. 解決

結論として,何が問題であったかというと「TimeMachine 用の外付け HDD が USB で刺さっていた」ことである。どうも Windows からその外付け HDD へアクセスが行った時に問題が発生した様子。そのため,MacBook Pro に刺してある USB 関連を全部抜いて起動したら問題なく起動し,その後長時間の使用にも全く影響が発生しなかったのである。


脚注


  1. BSoD とは,Blue Screen of Death のこと。一般的に「ブルースクリーン」とか「青画面」と呼ばれている事象で,Windows では由緒あるエラー画面である。 

  2. 以前の Windows ではブルースクリーンになっても勝手には再起動されなかったものだが,最近はどうやら違うらしい。その辺は Windows のバージョンアップで変わったのかもしれない。 

  3. そもそも変更途中に BSoD になる場合もあるので,そうなったら諦めるしかない。そもそも BSoD のエラー表示なんぞ普通の人が見てもよくわからない。 

  4. バックアップについても,OS X の TimeMachine を使用していれば,OS X 側で Windows の領域を参照して必要なデータを OS X 側へコピーしておけばいいだけである。あとは TimeMachine が勝手にバックアップしておいてくれる。 

  5. やったことはないし,やるつもりもないが,本来 Bootcamp は WindowsXP の時代に仮想的な MBR 環境を提供して BIOS がなく EFI で起動する mac でも WindowsXP が使えるようにするソフトウェアであったはず。それが今の時代は Windows7 も Windows8.1 も EFI 起動をサポートしているので,ひょっとすると Bootcamp は不要なのではないか,と思う次第である。無論,mac としてのハードウェアのドライバ等は必要になるので,それらを取得するための Bootcamp アシスタントは切り離せない存在ではあるが。 

  6. まあそれ自体も完全に無意味な考えであることはいずれ明らかになる。 

  7. 本来の DSP 版の意味は PC のパーツとセットで販売される OS の販売形態で,そのパーツを使用する PC でインストールが許可されるライセンスである。そのため,そのパーツを外してしまったりした場合は Windows を使い続けることはライセンス違反にあたる,というものである。今回の Windows8.1 にはそのパーツの部分はない。 

  8. 古い Windows が入っていて,それをそのまま 8.1 にアップデートしたり,一度消して新しく入れたりする場合のこと。厳密にはサポートとか説明書の有無とか 32bit/64bit の同梱とか通常盤と DSP 版の差は結構ある。 

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