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ファイルメーカーのススメ+Ruby on Rails

Last updated at Posted at 2023-03-02

はじめに

  • この記事は仕事で感じたファイルメーカーの良さ、苦手な部分についてと、Railsについての感想を書きました。

この記事は筆者のレベルアップと共に今後更新する可能性があります。

筆者:社内SE(休職中),ファイルメーカー歴6年, 仕事でファイルメーカーを動かしている規模(同時接続200程),Ruby on Rails 4ヶ月,プログラミングスクール卒業(2023/3現在)

目次

  1. こういうパターンならファイルメーカー
  2. ファイルメーカーの苦手な所
  3. Ruby On Railsの凄さ
  4. 最後に

こういうパターンならファイルメーカーがおすすめ

偉い人「社内で使用するアプリを作成して欲しい。とにかく短期間でお願い、機能は最低限でいい。とにかく早く始めたい。」
という無茶振りがあったとします。こんな時に威力を発揮するのがファイルメーカーです。

ファイルメーカーはapple子会社のクラリスが開発したデータベースソフトです。

詳細は公式サイトを見て下さい。

今回のケースではオンプレミス(物理サーバーを設置)で windowsサーバーにファイルメーカーサーバーをインストールし、クライアントはPCの場合ファイルメーカーproをインストール、ipadはファイルメーカーgoでアクセスするとします。

ファイルメーカーには次の特徴があります。

  • ファイルメーカーサーバーでホストしている場合、マウントしているファイルは停止せずにそのまま修正可能
  • 直感的にアプリケーションを作成出来る
  • 本番環境へのデプロイが容易(作成したファイルを本番環境で動かす事が簡単、ファイルメーカーサーバーがマウントするフォルダに置くだけ+少しの設定)
  • ローコードの為、習得が容易(プログラミンング言語に比べて)
  • データのバックアップが容易、復元が容易い。
  • ファイルメーカーサーバーの管理が容易(GUIでほぼ設定可能)
  • 帳票などのレイアウトが作成しやすい(Excelでレイアウトを作成するのとほぼ変わらない)

以上の特徴から社内で小規模〜中規模で使用する場合は無類の強さを発揮します。特に直感的に作成出来る点、サーバーを停止する事なく修正を行える点(データベース構造が大幅に変わる場合は停めます。)は社内の支援ツールのような変更の多いシステムではスピーディーに開発・修正対応が可能で保守を行う側からするとかなり使いやすいです。又ローコードの為、内製化しやすく0から教育しても短期間で習得可能な点が大きいです。

ファイルメーカーの苦手な所

スピード開発・修正が可能なファイルメーカーですが、次のような部分を考える必要があります。

  • オンプレミスの場合、アクセスするだけでもライセンスが必要であり、不特定多数に展開するにはライセンスのコストを考慮しなければならない。ボリュームライセンスなし時の価格は1ライセンス買い切り版 6万円超 (2023/3現在)

*不特定多数の場合ファイルメーカーcloudというものがあるが、サブスク的なコストが見合うかどうかは規模次第。

  • ファイルメーカーに元々ない機能は、プログラミング言語でプラグインを開発しなければならない
  • ファイルメーカーでweb連携したい場合(例えばgooglemap等使いたい場合)レイアウトにwebビューワー(ブラウザみたいなもの)を埋め込む事は可能であるが、動作が安定しない。(クライアントのブラウザ依存になる為)
  • webdirectというファイルメーカーをwebホストする機能があるが、制限がある(特定のスクリプトが動かない等)この形態を選択してもライセンス問題は解決しない。(費用が発生する)

以上の特徴からファイルメーカーは、対象者と機能が限定されている場合にフットワーク重視で選択する事が望ましいと思っています。(ガチガチに大規模で使っている所を否定している訳ではありません。私もファイルメーカーは大好きですので)

Ruby On Railsの凄さ

ファイルメーカーだけを触ってきた私(と言ってもそこまで深くはないと思いますが)にとってはRuby On Railsは衝撃的でした。Railsを選んだ理由は、ファイルメーカーで対応出来ない部分を解消出来ないかと考えた事、開発スピードが早いとネット記事で見た為でした。実際に学んでみて、ローコードと違って奥深い点、高い生産性、分かりやすい構造に魅力を感じています。

以下ファイルメーカー使用者から見た感想です。

  • 規約に沿って書く必要はあるものの、少ないコード量でWEBアプリケーションが作成出来る
  • ruby自体がスタイリッシュな為、表現がわかりやすい
  • Webアプリケーションに特化している為、不特定多数で利用可能(webアプリだから当たり前か)
  • 無料で開発出来る! (これも何気に凄い)
  • gemを使って色々拡張出来る! ← ファイルメーカーのプラグインは開発しないとない

最後に

現在はファイルメーカーよりプログラミング全般に傾倒していますが、
ファイルメーカーとRailsを使って何か活用出来ないか考えています。思いついたら記事を書こうと思います。次はプログラミングスクールで作成した卒業課題(Rails×Vue.js)について記事を書きます。

ファイルメーカーに興味を持った方こちらのサンプルが面白いのでぜひ見て下さい

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