「エンジニアもすなるCode forといふものを、生協職員もしてみむとてするなり。」
どうも、Code for Kobe(以下C4K)の代表やってます西谷です。本業は生活協同組合コープこうべの職員です。C4Kとしての名刺は作っていないので、名刺交換する時に名刺を見て生協職員であることに驚かれたり何故やってるのか質問されたりすることも多いのですが、この機会に今年1年の振り返りも含めて経緯をまとめたいと思います。
代表になったのは、今年の6月2日のことでした。それまで代表をしていた大山さんが退任され、後任は自薦も他薦もOKで、集まった人の中で話し合って決めれば良いんじゃね?という流れになり、何故か推薦された人の中に私の名が…。しかもその話し合いが、コープこうべのワークショップ(これが後々のアイデアソンになります)に向けた相談をしようと私が設定していた飲み会の中でされることになり…。何となく悪い予感はしていましたが、話し合いの結果、私が代表で、副代表が2名(川井さん、越智さん、いつもありがとうございます!)という形に決まりました。C4Kに初参加したのは今年の2月25日なので、そこから僅か約3か月で代表…という衝撃でした(githubすら分からない私が…です汗)。
そもそもC4Kに参加したきっかけは、神戸市のコーポレートフェローシップに参加していたコープこうべの執行役員本木さんからの紹介でした。どうやら前のC4K定例会でコープこうべについて話したところやたら反響が良かったらしく、誰かコープこうべの若手職員に声をかけようということになり、私はシステム(と物流)を管轄する部署にいたので、声をかけられたのでした。まぁそれよりも前にNPOグリーンズの編集学校に本木さんの案内で参加していて、そこから彼とやり取りするようになった…というのも少なからず影響しているのでは、と思いますが(グリーンズは私も記事書いてますのでよろしければお読みください!!)。
少し脱線します。
グリーンズへの参加は別な意味でもコープこうべやC4Kでの活動に影響しています。「予測不能を受容する」というマインドをくれたという意味で、です。グリーンズが記事にしている人は既に実績がありこれからもさらに活躍しそうな「ソーシャルデザイナー」で、そういう方々をWEBで紹介することで読者が共鳴したりインタビューされた人と繋がったりして新たな動きが起きる、というのがグリーンズの狙いですが、それってすごく予測不能なことですよね。記事から先に何が起こるかって、インタビューされる人にも記事を書く人にも読む人にも、記事ができる前には分からないので。でもこれはとても大切なマインドだと思います。
僕がコープこうべで所属している部署はグリーンズと真逆で、「予測不能」を徹底的にと言っても良いほど嫌います。基本的に分からない=リスクと捉えるので。でも新たなことを起こす場合はいつだって予測不能な要素がつきまとう。これを受け入れてリスクチャレンジできるマインドになれたのはグリーンズのお陰で、コープこうべでもC4Kでもこれからの活動の原動力になると思っています。
閑話休題。
C4Kの代表になってからは、しばらくは正直毎月の定例会を回すだけで手一杯でしたが、お陰様で色々とやらせていただきました。Civic Tech Forum 東海やGirls in Tech Japanにお邪魔させていただいたり、World Data Viz Challenge 2016の司会や、Code for Japan Summit 2016でセッションを持たせていただいたり、コープこうべの中でもC4Kメンバーに支援いただいてコープこうべ史上初のアイデアソンを開催したり、あと進行中ですが「チャレンジ!オープンガバナンス2016」へチャレンジしたり…子供がもうすぐ2歳で2人目も出産間近なので家庭とコープこうべとC4Kの両立が大変ですが、充実した日々を過ごしています。
私はありがたいことにC4Kとコープこうべの二足の草鞋を履いている訳ですが、これからコープこうべとC4Kで神戸界隈を盛り上げていくことができるんじゃないかと思っていて、来年もとても楽しみです。その辺の詳細な考えとかコープこうべの動きとかも書いてみたいなぁと思わなくもないですが、まぁ今日は代表になった経緯をまとめるということが目的なので、この辺で(^^)