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自分の前職ではRPAは必要でした

Last updated at Posted at 2019-12-07

概要

未経験でこの業界に入り、そろそろ半年になります。
日々落ち込むようなこと(一番最近は社内の総務向けに作ったデビュー作Botが使われなくなっていた事:sob:)もありますが、
実力不足であり、できることもあるなと感じているのでその辺りの事は書きません!

自分が前職で地方の飲食の職に就き日々心身ともに余裕が無くなるくらい働いていました。

今ならその時もしRPAを知っていたなら絶対に導入していたと思います。

全部が当てはまるかはわからない、ツッコミどころもあるかもしれませんが
こういった経験があるので自分はRPAの職に就きました。

少しでもみなさんの参考になれたら幸いです。

当時働いていた自分の会社の現状

自分は大学を卒業してから広島の創業から約20年、7~8店舗構えるレストランチェーングループで店舗のマネージャーをしていました。

年末年始のみ定休であとはランチもディナーも営業しています。ありがたいことに長年御贔屓にしてくださっているお客様で毎日忙しくしていました。

自分の働いていた会社は会計にはPOSレジを使っていて、そのデータが事務用PCに残るようにしてあります。
発注にはインフォマート(業界ではとても有名は発注管理システムです)を使っており、勤怠管理にはFoodingWorks(東芝の勤怠管理クラウドサービス)などを使っていました。それぞれ本部が管理しやすいように別々のPCが使われています。

導入する前よりはそれぞれの業務に割く時間は削減されているのですが便利なものを入れたが故に
事務用PCでシフトを作り、できたシフトと日々の売り上げを勤怠管理システム用PCに入力し、それで割り出された人件費率、人時生産を日報入力用PCに入力し、それで割り出された仕入れ比率や利益額などを元に発注用PCで発注作業を行う。

こんな事を閉店後に毎日のように行っていました。どんなに早くやっても30分くらいはかかります。
閉店片付け後のこの事務作業は、閑散期はまだいいですが繁忙期には精神的に辛いです。

そのような形でその業界ならではのシステムが仕事の随所に存在し、それらを使い会社独自の管理の仕方で統一されていました。

今思えば無駄のところは山ほどあるのですが内側にいると気づかないんですよ…
当たり前のようにやっていました。

こんなに複雑になってしまったから本部の経理部はいつもピリピリしています。

支店から送られてきたデータと支店で発行されたジャーナルや納品書、入力されているシフトに間違い、不備がないかを毎日確認しています。
(年末年始の二日しか休みがない企業だったのでこんな事を毎日確認していると考えると仕事量凄まじいですよね)

なので少し不備があるとすぐ電話がかかってきて怒られます。(ホントきつかった…)

年々人手不足が深刻になっていき、ゆとりができるほど社員がいなくなり社員一人一人の負担は増していっていました。

ただ、この会社の人手不足を正確に言えば会社が提示する給与で来てくれる人材がいない。

人材など更なるコストに費やす事のできる金額は限られているのが現状でした。
また複数システムを利用しているので毎月利用料が発生しているので

一元管理できるような新しいシステムがでてきても全社規模で切り替える導入コストが現状ではない。

そのような状態でした。

心の余裕が無くなる仕事がRPAで無くすことができるのではないか

その時々で便利なツールを導入し、それで社内のシステムを作ってきました。

その結果、
その時は効率化されていたことが、人手不足で負担になってしまい、
複数のシステムで業務ができているので身動きが取れず改善ができない。

社員はただデータをコピペするよな仕事が増え、尚且つ間違いがないかの確認作業が増え体力、心労が増えている。

飲食をやめ(いろいろ理由がありとても続けることができませんでした。)RPAの職に就いたのは
RPAなら複雑になってしまった会社のシステムでも自動化でき社員の体力負担、心労が減り余裕を作ることができる。
そして仕事に前向きに取り組んでもらえ、今よりも価値ある仕事に取り組んでもらうことができる。

RPAを知った時にこんな大義が実現できると思い、飛びつくように会社にやりたいと申し出ました。

でも実力不足で全然実現できていないのが現状ですが…

自分が思う中小企業向けのRPA

業務自動化と言われてもよくわからないのでRPAツールはなかなか導入されづらいと思います。

ITに疎かった当時の自分なら金額でスルーしています。
自分の店舗に金額に見合う、費用対効果の得られる自動化業務がすぐにはないですから…

なので
「最初は業務、システムの整理を行わずともできる自動化を始める。」
「そこから少しずつ社員の負担が軽減させ、理解を得ながら拡大させていく。」

そこに対応できるRPAツールが求められると思います。

最近小額から始められる、簡単な作業のみ行うRPAツールがどんどん出始めていますが
そうしないと導入しようとしない、できない企業があり
その人達向けにツールを作るくらいこのような現状の中小企業が存在すると思います。

私はその企業の現状にあったRPAツールを提案できる、RPAでその企業の社員を幸せにできるエンジニアに
いち早くなるために頑張ります!!

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