こんにちは!
AWSで開発を行う際に、VSCodeをLambda関数やCloudFormationテンプレートなどコードを書くために使うことが多いかと思います。
この記事ではそういったコーディングに限らない、ちょっと役に立つ小技・ショートカットをまとめました。
比較的有名なもののまとめですが、リモートワークが多い方だと人の操作を見たり、逆に見られたりということも少ないと思うので、意外と知らなかった、という方がいらっしゃれば幸いです。
目次
JSONの整形
Alt + Shift + F
のショートカットでJSONに限らずですが整形ができます。
ここで、ウィンドウ右下の言語モードがjsonになっていないと「フォーマットがインストールされていません」というエラーが出ますが、追加でインストール等は必要なく、言語モードを切り替えることが必要です。
このエラーは.log
形式のファイルを開いた場合や新規タブにJSONを張り付けた際などに起こりがちかと思います。
右下の言語をクリックして、ウィンドウ上部からjson
を選択すれば変更することができます。
改行コードの変更
複数のAWS CLIコマンドを実行するシェルスクリプトを作成し、CloudShell上で実行するという機会がありました。そういった際に気にしなければいけないのが改行コードです。
Windowsだと改行コードがCRLF(\r\n
)になりますが、Linux環境であるCloudShell上ではLF(\n
)でなければいけないためですね。
例えば文字コードがCRLFとなっているシェルを実行すると下記のようなエラーが出ます。
この改行コードの変更もウィンドウ右下から行うことができます。
改行コードをクリックして、ウィンドウ上部から任意のコードを選択すれば変更ができます。
半角スペースを改行文字に置き換え
ALBやS3のアクセスログを手動で確認したいときに使用しました。
アクセスログの形式は各フィールドが半角スペースで区切られた形になっていて読みにくいので、改行したかったです。
http 2018-07-02T22:23:00.186641Z app/my-loadbalancer/xxxxxxxxxxxxxx xxx.xxx.xxx.xxx:2817 10.0.0.1:80 0.000 0.001 0.000 200 200 34 366 "GET http://www.example.com:80/ HTTP/1.1" "curl/7.46.0" - - arn:aws:elasticloadbalancing:us-east-2:123456789012:targetgroup/my-targets/xxxxxxxxxxxx "Root=1-58337262-36d228ad5d99923122bbe354" "-" "-" 0 2018-07-02T22:22:48.364000Z "forward" "-" "-" "10.0.0.1:80" "200" "-" "-"
下記のような手順で半角スペースを改行文字に置換し、一括で改行させることができます。
①Ctrl + H
等で置換のウィンドウを表示
②上段右端の「正規表現を使用する」をクリックして有効化
③上段に半角スペース、下段に改行文字を入力して、右にある「すべて置換」をクリック
差分の確認
下記の手順で編集前と後などの2つのテキストの差分を確認することができます。
①差分を取りたいファイルの片方を表示している状態でF1
キーを押下
②コマンドパレットからFile: Compare Active File With...
を検索しクリック
③もう片方のファイルをクリック
よく使ったショートカット
コマンド | 用途 |
---|---|
Ctrl + / |
.yaml や.py ファイルなどのコメントアウト。 |
Ctrl + N |
新規タブを開く。ファイルに保存する必要もないときによく使用。 |
Ctrl + H |
置換のウィンドウを開く。 |
Alt + Shift + F |
コードを整形。 |
F1 |
コマンドパレットを開く。 |