Ansibleのsysctlモジュールを使ってカーネルパラメータを設定してみた

検証環境

コントロールノード・・・RHバージョン8.6にインストールしたansible 2.9.25を使っています
ターゲットノード　・・・RHバージョン8.6

検証内容

下記のカーネルパラメータを設定する

パラメータ	値
net.core.rmem_default	33554432
net.core.wmem_default	33554432
net.core.wmem_max	33554432
fs.aio-max-nr	65536

変数

辞書型として定義した分だけplaybook側で処理をループできるようにしました

---
kernel_parameters:
  - { param: 'net.core.rmem_default', value: '33554432' }
  - { param: 'net.core.wmem_default', value: '33554432' }
  - { param: 'net.core.wmem_max', value: '33554432' }
  - { param: 'fs.aio-max-nr', value: '65536' }

playbook

オプション	説明
*name	キー、アクセスまたは編集するパラメーター名を指定する
value	設定値
state	sysctlファイルにエントリーが存在するか否か
reload	yes・・・設定ファイルに値が保存され、設定も反映されて/proc/sys以下の値が更新 no・・・設定ファイルに設定値が保存されるが、設定は適用されず/proc/sys以下の値は変更されない

※は必須項目

---
- name: Set {{ item.param }}
  sysctl:
     name={{ item.param }}
     value={{ item.value }}
     state=present
     reload=yes
  with_items: "{{ kernel_parameters }}"

実行結果

参考サイト

所感

カーネルパラメータを編集する際は通常、以下手順が必要なので、一括でできるのは便利だと感じました

1./proc/sys以下のディレクトリにあるファイルを書き換える
2./etc/sysctl.confに設定を記述する
3.sysctl -pを実行する