内容
1.言いたいことはセクション1つにつき3つまでにする。
2.セクションタイトルで内容が掴めるようにする。
3.前提から先に説明する。
1. 言いたいことはセクション1つにつき3つまでにする。
人間は3つまでのことは瞬時に把握できるという性質に基づいたテクニックで、資料において3要素以上の塊を作らないようにするというものです。プレゼン全体で言いたいことは章3つまで、それぞれの章の中でも内容の並列分岐は3つまで、といった具合に3つ以下の塊に伝えたいことをまとめあげます。例えばこんな感じ。
- タイトル
- 章1
- 節1-1
- 節1-2
- 章2
- 節2-1
- 節2-2
- 節2-3
- 章3
- 節3-1
- 章1
これはよくプレゼンの教科書みたいなものに紹介されているテクニックですが、先日「ゆる言語学ラジオ」というYouTubeを見ていて、人間の本能に基づいたテクニックなんだと確信しました。詳しくは動画をご覧ください。
2. セクションタイトルで内容が掴めるようにする。
ここからは僕独自の工夫です。よくプレゼン資料にあるセクションタイトルは「〇〇の結果」とか「××の特性」とかだと思います。ふと思い立ってこれを「△の性能は〇〇において優位」とか「□は周波数特性が緩やか」とかに変えてみたところ、周りの評判が非常によくなりました。そのページで言いたいこと1つをそのままタイトルにすることで、スライドの内容を細かくみなくても良くなるので、マネージャーたちには評判が良いのでしょう。
できることならタイトルに「〇〇は」を使って主題提示をしてあげると良いです。そうするとどれを注目してみていれば良いのかがしっかり伝わります。「〇〇が」を使うと主格の影響範囲が狭いので好ましくありません。詳しくはエンジニアこそ知っておくべき日本語の作文をご覧ください。
3. 前提から先に説明する。
説明する際には大枠から説明しましょう。当然ながらこれを怠ると論理構成をうまく伝えられないので大失敗します。
まとめ
まとめみたいなものは正直意味をなさないことも多いので、上記のことがしっかりできていれば必要ないと思います。