始めに
見積もりの精度を上げるためにどんなことに気を付ければいいのか、会社の人と話していて腑に落ちることがあったのでメモしておく
ちなみに、ここで見積もり対象としているのは、JIRAチケットのような粒度の小さい(数人日で終わる)タスクを指す
後、見積もりについての著名な本を読んでいる人からすれば、当たり前では?という内容かもしれない
自分はこの手の本は読んだことなかったので、その分新鮮に感じたのだと思う
結論
今まで経験したことのある内容であれば、経験値から精度の高い見積もりを算出できる(問題なし)
今まで経験したことのない内容であれば、見積もりを算出するのではなく設定する
(論点はここ)
補足
重要なのは、人は未来を予測することができないこと
を理解すること
精度の高い見積もりを出すためには、経験値という知識が必要であり、
経験値のない(知らない)ことに対して、見積もりを出すことはできないという当たり前を認識する
※ とは言っても「いつまでかかるか分からない」でタスクを始めるのは、共同して仕事を進めている上で好ましくない
上記を踏まえることで、その前提において戦略を考えることが出来るようになる
「経験値のない」ということは、そのタスクのゴールまでの道筋が明確でないことを意味する
その明確でないものを拠り所にして考えること
が間違っていて、逆に見積もりを設定することでそれらをより明確にするという流れ
具体的には、他タスクの優先度や周りから期待されている工数等を考慮して、決めの見積もりを設定することで、その設定値から逆算して、そのタスクでやるべきことを明らかにする
イメージ的には、何か市場調査するみたいなタスクがあったとして、リソースが無限にあれば終わりがないけれど、現実は様々な制約があり、その中で最適解を出すことが求められるみたいな
そうやってタスクを消化していくことで、経験値の領域が広がって、精度の高い見積もりを算出できる機会も増えていく
終わりに
なんか無意識のうちにやっていたことを言語化できた気がする