Android端末購入
iOSアプリを作るぞと言いつつAndroidかよという話ですが、
事情があるんです。
一つは学習動画アプリのSchoo。
動画をダウンロードして、通勤中に視聴できるのはとても良いのですが、
バックグラウンド再生をすると5分程度で必ず停止してしまうのです。
アプリの再インストールや、iOSの設定でバックグラウンド更新のオンオフももちろん
確認しましたが解決しませんでした。
そのため、iPhoneでの再生は諦めて、Androidを購入することにしました。
二つ目としては、AndroidアプリはiOSアプリとどれだけ違いがあるのか、
同じベンダーが出しているアプリでも操作感に違いはあるのか?などの勉強のためです。
将来的にはAndroidアプリも作りたいですしね。
ということで、メルカリでモトローラのmoto g53yを購入しました。
第一印象
Androidは家電屋の展示品で触ったことはありますが、
iPhoneに比べるとスクロールがいまいちというのがかつての印象でした。
スペックは悪くないし、スクロールが始まった後はヌルヌル動くのに
最初のスクロールし始めのところにコンマ1秒ほどの引っかかりがあるのが気になってたんです。
しかし、今回購入したg53yはその引っ掛かりもなくなっていました。
サブ機として買ったのでスペック的にはエントリーモデルですが、全く問題ない動作です。
ジェスチャーナビゲーション
g53yはAndroid13が入っているので、ジェスチャーナビゲーションがデフォルトです。
今までのAndroidといえば、画面下部に△○□ボタンが並んでおり、Androidの象徴とも言えるボタンでしたが、
最近のAndroidはiPhoneのようなジェスチャー操作になっているんですね。
これはiPhoneに慣れ親しんだ自分には違和感なく溶け込めました。
iPhoneからの移行をしやすくすることでユーザーを取り込もうとするGoogleの戦略が垣間見えます。
しかし、このジェスチャーに思わぬ落とし穴が。
iPhoneでは左端から右へスワイプで「戻る」、右端から左でスワイプで「進む」が共通の操作ですが、
Androidのジェスチャーはどちらも「戻る」になるのです。
ブラウザでWebページを見ているときに、進む戻る操作はよく行いますが
ジェスチャー操作で「進む」が出来ません。
かつて、ブラウザは戻るボタンのみ表示して、進むボタンを無くすという進化を遂げた時期がありました。
UIを簡素化するにあたり、「戻る操作は必要だが、進むときはまたリンクをクリックすればいいじゃん」
という思想によるものだと思います。
Androidのこの戻るオンリースワイプは当時の思想を思わせるものがあります。
設定で簡単に変えられるだろうと思って調べますが、見当たりません。
右スワイプのジェスチャーを無効にすることもできない様子。
ただし、ジェスチャーナビゲーション自体を昔の3ボタンナビゲーションに変更することは可能です。
3ボタンナビゲーションに変更すると、Google Chromeの進む戻るのスワイプが有効になりました。
ブラウザの操作を取るか、OS全体の操作を取るか、二者択一です。
非常に悩ましい…。
AndroidはiPhoneに比べて自由度が高い、何でもカスタマイズ出来るというのが
メリットの一つだと思っていましたが、意外と融通が効かないものです。