サーバのIPアドレスの第3オクテットが変更になるから対応してくれと言われ、びくびくしながら作業してなんとか完了したので、次回びくびくしないための備忘録。
- 作業依頼
今回IPアドレス以外にも、DNSなどの変更も必要なようでした。
変更作業依頼として下記項目が挙げられていました。
- IPアドレス
- ゲートウェイ
- DNS(プライマリ)
- DNS(セカンダリ)
今回は上記4項目について設定を変更しました。
便宜上変更前の設定と変更依頼の内容を下記のように定義します。
- 変更前
- IPアドレス : 123.45.66.890
- ゲートウェイ : 123.45.66.089
- DNS(プライマリ) : 123.45.12.908
- 変更依頼
- IPアドレス : 123.45.67.890
- ゲートウェイ : 123.45.67.089
- DNS(プライマリ) : 123.45.13.900
- 設定の変更
事前調査で、変更が必要そうなファイルを調べていたので、まずバックアップを取っておくことから始めます。/home/work/の配下に作業日付のフォルダが複数作成されていたので、先人を習ってこのディレクトリ配下にバックアップを取得しておきます。
cd /home/work/
mkdir yyyymmdd(※作業日付)
cd yyyymmdd/
sudo cp -ip /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 .
sudo cp -ip /etc/resolv.conf .
sudo cp -ip /etc/hosts .
sudo cp -ip /etc/sysconfig/network .
では、まずifcfg-eth0から修正します。
※インターフェイスの設定ファイルです
vim /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=static
BROADCAST=123.45.67.255(第3オクテットのみ修正)
HWADDR=XX:XX:XX:XX:XX:XX
IPADDR=123.45.67.890(IPアドレス)
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=123.45.67.0(第3オクテットのみ修正)
ONBOOT=yes
ここにGATEWAYが書かれている場合もあるので、設定があれば適宜書きなおしてください。
また、ブリッジの設定が書かれている場合は/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-br0 の修正も必要になります。
BRIDGE=br0(ブリッジの設定)
次にresolv.confを修正します。
※DNSのIPを設定するファイルです
vim /etc/resolv.conf
nameserver 123.45.13.900(DNS(プライマリ))
続いてhostsを修正します。
※ホスト名とIPアドレスとの対応表のようなものです
vim /etc/hosts
123.45.67.890 example(IPアドレス)
最後にnetworkを修正します。
※ホスト名の設定等をするファイルです
vim /etc/sysconfig/network
NETWORKING=yes
NETWORKING_IPV6=no
HOSTNAME=example
GATEWAY=123.45.67.089(ゲートウェイ)
- 物理ケーブルの差し替え
「えいやっ」と差し替えました。
- 設定の反映
調べるのが面倒くさくて、rebootしたら設定反映されるだろうとたかをくくり適当にサーバを再起動しました。結果反映されませんでした。。
色々設定を見直したり、コマンド入力したりしましたが、下記1行コードでいけました。
service network restart
上記コマンドだと関係ないnicまでこけたりするそうなので、下記のようなコマンドにした方がいいという話もありました。
ifdown eth0
ifup eth0
引用元:IP変更のときはservice network restartはやめよう
- おまけ
networkをリスタートした後下記コマンドを入力すると、現在のIPの設定が表示されます。
/sbin/ifconfig
ブリッジが設定されている場合は、このコマンドで設定が表示されます。