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オープンイノベーション

【イベントレポート】オープンイノベーションセミナー

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オープンイノベーションセミナー(2016/06/28開催)に参加してきました。

今回は日本国内でコーポレートアクセラレーターとして事業展開する01Booster社による2時間のセッション。非常に濃い内容で質疑応答も活発で得るものが多かったです。

株式会社ゼロワンブースター

・コーポレートアクセラレーターの商標を持つアクセラレーター企業
・コンサルティングだけでなくベンチャー投資機能も保持(10社程度実績あり)

コーポレートアクセラレーターとは?

大企業にとっては「リスク分散」 :自分達でリスクをとる事をしなくていい
スタートアップにとっては「支援」 :圧倒的な大企業リソースで活用

01Boosterが定義したコーポレートアクセラレーター:
・本体から切り離した出島環境で
・ベンチャー企業の新規性、実行力、覚悟を活用
・失敗コストを制限し
・リスクを外部化し
・スピード感を持って
・数多くトライする

・北米を中心にシードアクセラレーター市場が拡大した。YCombinator、500startupsなど、日本ではSamurai Incuvate、Digital Garageが代表格。ただしシード投資とアクセラレーション機能でビジネス化が難しいのが実情。現にYConはシードからは撤退してレイトへ移行

・TechStarに代表されるように大企業によりそった形でのアクセラレーターが増加
・大企業の雇用流動性の支援。例えば地方の中小企業に優秀な大企業人材を投入させるなど

・日本流のアクセラレーターモデルを提供
 例)期間を長めにとる(10か月~1年)。投資判断は遅めにする(海外では期初に投資が多い)
・日本の場合だとスタートアップ企業を探すことよりも、大企業内部の構造改革、組織改革に時間がかかる
・アクセラレーターは実は組織改革が目的のひとつでもある(必然的な副産物、事業化がゴールだが副産物を十分に評価すべき)

大企業への処方箋

01ブリッジプログラム
・01Boosterのクライアントニーズが発端
・大企業の人材をスタートアップに派遣。人材育成、イントレプレナー支援、社内組織改革などが目的

その他

・大企業にスタートアップの提供するサービスや事業を「使ってください」というモデルではない
・アクセラレーターの投資はマイナー投資とグローバルで常識(12~16%)
メジャーホルダーになるとスタートアップ側のやる気がなくなる可能性あり
・欧米だと1000万円~1500万円程度
・インキュベーターとアクセラレーターの違い
 インキュベーターは施設を提供
 アクセラレーターはプログラムを提供

以上がセミナーの内容です。
ここ最近は連日のように各社からアクセラレーションプログラムが発表されているように感じます。

三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/innovation/accelerator/
KIRIN http://kirin.01booster.com/2016/
森永製菓 http://morinaga.01booster.com/2016/
LIXIL http://lixil.01booster.com
第一勧業信用組合 http://tokyoaccelerator.01booster.com
東急電鉄 http://www.tokyu-ap.com

これまでクローズドイノベーションが得意だった日本企業だからこそ、ここに来て社外にイノベーションを求める潮流が目立っているのかもしれません。