RethinkDBをCentOS7にインストールする

前提

STF (Smartphone Test Farm)を構築したので、RethinkDBのセットアップを改めてやり直して、整理してみました。

インストール

以下に公式のインストール方法があります。

• https://rethinkdb.com/docs/install/

CentOSの場合はyumでインストール可能です。

wget https://download.rethinkdb.com/centos/7/`uname -m`/rethinkdb.repo -O /etc/yum.repos.d/rethinkdb.repo
yum install rethinkdb

起動

基本的にrethinkdbというコマンドを発行するとカレントディレクトリに、rethinkdb_dataというディレクトリが作成されて、プロセスが立ち上がります。

自動起動設定

それだと、OS再起動のたびに手動でコマンド打たないといけないので、運用しづらくなります。
RethinkDBにはデーモンで起動するモードもあるので、それで起動します。

基本的には以下の公式ドキュメントに書いている内容です。

• Start RethinkDB at system startup

公式ドキュメントでは「Startup with systemd」となっているところの手順です。
/usr/lib/systemd/system/rethinkdb@.serviceを作成して以下を記述します。

/usr/lib/systemd/system/rethinkdb@.service

[Unit]
Description=RethinkDB database server for instance '%i'

[Service]
User=rethinkdb
Group=rethinkdb
ExecStart=/usr/bin/rethinkdb serve --config-file /etc/rethinkdb/instances.d/%i.conf
KillMode=process
PrivateTmp=true

[Install]
WantedBy=multi-user.target

次にインスタンスの設定ファイルを作成します。
/etc/rethinkdb/default.conf.sampleにサンプルの設定ファイルがあるので、これを/etc/rethinkdb/instances.d以下にコピーして設定をカスタマイズしていきますが、設定項目もそんなに多くないので、基本的に以下で十分です。
/etc/rethinkdb/instances.d/default.confを作成して以下のようにします。

/etc/rethinkdb/instances.d/default.conf

runuser=rethinkdb
rungroup=rethinkdb
pid-file=/var/run/rethinkdb/rethinkdb.pid
directory=/var/lib/rethinkdb/default
bind=all
driver-port=28015
cluster-port=29015
http-port=8080
server-name=server1

systemdに登録して起動

systemctl enable rethinkdb@default
systemctl start rethinkdb@default

操作

RethinkDBにはWeb UIが用意されています。
上記の設定でWeb UIが使えるようになっています。
ブラウザでhttp://{IPアドレス}:8080でアクセスできます。

ポイント

ポイントは設定ファイルにbind=allと記述することです。こうしておかないとlocalhostからしかWeb UIにアクセス出来なかったりします。