検証のきっかけ
最近SQL Serverの移行に携わることが増えてきました。
やはりお客様としては、なるべくデータ移行の時間を短縮したいという想いがあります。
1つの手段として圧縮バックアップがありますが、圧縮しない場合とした場合の差を比較したことがなかったので試してみました。
バックアップファイルのサイズ
後程更新予定
バックアップ時のCPU使用率
パフォーマンスモニタにて監視した結果
圧縮あり | 圧縮なし |
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最大34%上昇 | 最大15%上昇 |
バックアップ時間
SSMSの経過時間の確認結果
圧縮あり | 圧縮なし |
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5秒 | 13秒 |
リストア時のCPU使用率
大きな変化は見られませんでした。
リストア時間
SSMSの経過時間の確認結果
圧縮あり | 圧縮なし |
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3分41秒 | 4分37秒 |
検証結果
バックアップの圧縮時にCPU使用率が上昇するので、高負荷の環境だと勧められなさそう。
しかし、静止点を取った後であればCPUのリソースに空きもあると考えられるのでタイミングを見計らって実行することは可能かと。
ファイルサイズは大幅に変わるし、リストアの時間も短縮することができるので有効活用できると考えられる