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時差15時間の海外へ移住後も日本企業にフルリモートで働けている話

Last updated at Posted at 2024-10-04

こんにちは、とまだです。

最近、リモートワークの普及により、働く場所の自由度が高まっています。その中で、「海外に住みながら日本企業で働く」という選択肢も現実的になってきました。

事実、私は家族の都合で今年からカナダに移住しています。

住んでいる地域では日本と15時間もの時差がありますが、引き続き日本企業での仕事を続けられています。

この記事では、私の経験を元に、海外からリモートで日本企業と働くコツをお伝えします。

時差のある環境での仕事の進め方

1. 柔軟な勤務時間の設定

時差15時間という状況をわかりやすく説明するため、いくつかの例を挙げます。

  • 日本 6:00 - カナダ 15:00
  • 日本 9:00 - カナダ 18:00
  • 日本 12:00 - カナダ 21:00
  • 日本 15:00 - カナダ 0:00
  • 日本 18:00 - カナダ 3:00

このように、日本の朝から夜までの時間帯は、カナダの昼から夜にかけてになります。

ただ、日本の日勤時間に合わせて働こうとすると、カナダの生活リズムに合わせることが難しくなります。

そのため、実際はカナダの12〜21時(日本の3〜12時)の時間帯に仕事をすることが多いです。このように、柔軟な勤務時間を設定することで、時差を乗り越えて仕事を進めています。

2. タスク管理の徹底

時差のある環境では、困ったときにすぐに相談できないことがあります。

いまの業務委託先ではプロジェクト管理ツールを使ってタスクをチケット制で管理していますが、着手した段階で不明点が出てきたら何もできず、その日を終えてしまいます。

そのため、以下の点には特に注意するようになりました。

  • タスクの内容を明確に理解する
  • 不明点が出ても進められるところは進める
  • 同時に進められる別なタスクをいくつか用意しておく

これにより、非同期でのコミュニケーションしか取れない状況でも、効率的に仕事を進めることができます。

また、進捗を積極的に共有することで、チーム全体が進捗状況を把握しやすくなるだけでなく、「任せればちゃんと進めてくれる」という信頼関係を築くことができます。

3. 丁寧にテキストコミュニケーションを行う

日本にいるときからフルリモートなのでチャットベースのコミュニケーションが多いですが、現状はリアルタイムでのコミュニケーションが難しいため、テキストコミュニケーションが重要になります。

以前だったら「とりあえずサクッと話し合い」という感じで進めていたこともありますが、今ではそれも難しいです。

口頭では伝わりにくい情報もテキストで伝える必要があるため、以下の点に注意するようになりました。

  • 連絡や質問の背景は丁寧に説明する
  • 質問の内容は具体的に
  • 必要に応じ図解やスクリーンショットを多めに添付する

このあたりは、副業でやっているプログラミングスクールの講師業でも活かされている気がします。

海外からリモートワークしての感想

「意外となんとかなる!」というのが、海外からリモートワークしての感想です。

正直、最初は不安だらけでした。
時差があることでコミュニケーションが取りにくい、仕事が進まない、などの懸念がありました。

(なんなら、すぐに契約を解除されるのではないかという不安もありました)

ただ、元々既に2年半ほどお世話になっている会社であることから信頼関係があり、上司や同僚の理解も得られていることが大きかったです。

将来的に海外に移住してエンジニア業を考えている方も、いざとなればリモートワークで日本企業と働くという選択肢もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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