Windows最大の壁、環境構築
最近、AIブームや競技プログラミングブーム(?)によりプログラミングを始めたいという人も増えていると思います。パソコンに詳しくない人に立ちはだかる最大の壁が環境構築、つまりプログラムを実行する環境を整えることです。
また、windowsでの環境構築は面倒くさいので嫌だなぁという人も多いと思います(Windowsにパッケージマネージャが無いからこういうことになる)
windowsマシンしか持っておらず、日々Microsoftの悪口を言っている人でも一瞬で環境構築が出来る方法を紹介します。
C++でHello World!をする
今、windows上で最も楽に環境構築をする方法はScoopを用いるものです(主観)
(ちなみにこの記事はScoopの宣伝です。)
- Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を開いて、"powershell"と打つ。謎の青い画面が出て来る(powershellが起動した)
- 以下のコマンドを入力
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force
iex (New-Object net.webclient).downloadstring('https://get.scoop.sh')
scoop install gcc
はい、c/c++のコンパイラがインストールされました。あとは適当なエディタでコードを書くだけです。個人的におすすめのvscodeをインストールしましょう。
scoop bucket add extras
scoop install vscode
後はディレクトリを移動して、test.cppというファイルでHello Worldしてみましょう(ファイル名は適当にTabキーを押していれば補完されます)
cd .\Documents\
code test.cpp
コードを書いたらコンパイルして実行してみましょう
g++ test.cpp
.\a.exe
無事世界に挨拶できました!!!
Scoopについて
Windows上での環境構築は、
- GUIでの操作を要求されたり、
- どこにインストールされてるのかよく分からなかったり
- ソースからコンパイルするにもコンパイラがうまく入らなかったりコンパイルになかなか成功しなかったり
- PATHがおかしくなって訳がわからなくなったり
- 謎のdllを要求されたり
- 外部ライブラリの管理がめちゃくちゃになったり
- そういった煩わしさを解決するためのツールが色々あって結局どれを使えばいいか分からなかったり
- バージョンアップの方法も色々で混乱したり
して大変です(個人の感想です。)
Scoopを用いるとそういった面倒なこと無しに手軽に環境構築が出来て素晴らしい!
gitもpythonもrubyもvimも一瞬でインストールすることが出来て、Updateも一行で出来ます。
tar, curl, unrarなどといった便利ツールも簡単にインストールできる訳です。
筆者は一瞬で環境構築が出来たのが嬉しくてついついこんな記事を書いてしまいました。
Githubのwikiや、scoop help
で見られる解説が分かりやすいので読めばすぐに使えるでしょう。
みなさんぜひ使ってみてくださいね~