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Hyper-V仮想マシンが表示されない・接続できない時の解決手順

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はじめに

使わない人のほうが多いと思いますが、WindowsOSで初めて仮想化環境に触りました。
Hyper-Vとよばれるものです。細かい説明は省略しますが、なかなか癖のある仮想化システムで、
仮想マシンが突然見えなくなる(起動しなくなる)時があったので、今回はそんな状態になったときの解決方法を記事にします。

発生した問題

解決時間:約30秒〜1分

症状:
・仮想マシンを意図的に停止後、Hyper-Vマネージャーから仮想マシンが消失してしまう

・通常通り、.vhdxファイルは存在している

・Hyper-Vマネージャーから「接続先」にも表示されていない状態

エラーメッセージ:

サーバー "DESKTOP-XXXXXXX" に接続中にエラーが発生しました。
仮想マシン管理サービスが実行されており、サーバーに接続する権限が与えられているかどうかを確認してください。

解決方法

手順1: サービス管理画面を開く

Windows + R キーを押したあと、services.msc と入力してEnter

手順2: Hyper-Vサービスを確認・開始

services.mscに入った後、以下の手順で解決できます。

  1. サービス一覧から「Hyper-V Virtual Machine Management」を探す

  2. 右クリックして「開始」を選択

3.サービスが開始されるまで少し待つ

手順3: Hyper-Vマネージャーを再起動

Hyper-Vマネージャーを一度閉じて、再度Hyper-Vマネージャーを開く。
そうすると、Hyper-Vが通常通りに戻っているはずです。

立ち上げ時の代替手順して、コマンドラインでも可能です。
管理者権限でcmdを開いて、以下を実行。

net stop vmms
net start vmms

予防策

適切な仮想マシンの停止方法

・仮想マシン内部からシャットダウン
→ これが最も無難です。私はホストOSから無理やり切ってしまったので、今回のようなことが起きました。
仮想マシンに接続して、OS標準のシャットダウンを実行します。

・Hyper-Vマネージャーからシャットダウン
→理由は上記と同様です。仮想マシンを右クリック → 「シャットダウン」をします。

避けるべき操作

初めて扱ったとき、私は以下のようなことをしました。アンチパターンですのでご注意ください(´・ω・`)

・仮想マシンの強制停止(「オフ」)の多用

・Hyper-Vサービスが不安定な状態での操作

トラブルシューティング補足

その他のチェック項目として、エラーが出ても慌てないように確認しておきべきことです。

1.Windowsの機能確認

「Windowsの機能の有効化または無効化」
「Hyper-V」にチェックが入っているか確認

2.管理者権限での実行

Hyper-Vマネージャーを「管理者として実行」

3.PC再起動

上記で解決しない場合の最終手段

.vhdxファイルが残っている場合の復旧

仮想マシンが完全に消失した場合でも、.vhdxファイルが残っていれば復旧可能です。
順序は以下のようになります。

Hyper-Vマネージャーで「操作」→「新規」→「仮想マシン」

「既存の仮想ハードディスクを使用する」を選択

残っている.vhdxファイルを指定

終わりに

わざわざ内容を一読していただいたのに恐縮なのですが、これは共有記事というより完全に備忘録です。
ただ、Hyper-Vは単純な割に操作に苦戦を強いられたのと、Hyper-V自体普段触る機会が無いので、こうして記事にしておけば未来の誰かが(自分も含めて)意外に役立つかもしれないと思ったので公開記事化することにしました。

自分なりに調べましたが、往々にして、Hyper-Vの仮想マシンが表示されなくなる問題はHyper-V Virtual Machine Management」サービスの停止が原因です。

同様の問題で困っている方の参考になればうれしい限りです。
では、また今度!

参考情報

対象OS:Windows 10/11
Hyper-V: Windows標準搭載版

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