TDD Motivation Pokerを作るモチベーション
自分が思っているテスト駆動開発をやる理由(メリットを感じる部分)の認識と、他の人は違っているかもしれない。
その違いを話し合うには、どのようにしたらよいだろう?
ということで、
Management3.0のMoving Motivatorsを活用しようかとしていたところ、
どうせならTDDの良さをカードにしてTDD Motivation Pokerにしてはどうかと思いついた。
Moving Motivatorsとは?
Management3.0のツールの一つで、他人とのモチベーションの違いを認識し、
お互いの違いを認め合うのが Moving Motivators と そのカード Motivation Pokerだ。
詳しくは、以下を見てもらいたいと思う。
http://nuworks.jp/ja/2016/10/26/moving-motivators/
使い方&カードの内容
基本的に、Moving Motivatorsと同じ。
- それぞれ、11枚のTDDのモチベーションのカードからベスト3を選ぶ。
- グループ全員に自分のベスト3に選んだモチベーションを紹介して、一つずつ理由とともに述べる。理由は、自分の経験でもいいし、TDDに期待していることでもOK。
カードの内容は、以下の通り。
- Psychological safety(安心感が得られる)
- A lot of code(たくさんのコードが書ける)
- Cost reduction by regression test(回帰テストのコスト削減ができる)
- Simple Design(シンプルな設計を実現できる)
- Reduce debugging time(デバッグの時間が短くなる)
- Less Bugs(バグが減る)
- Maintained document(最新の挙動を反映したドキュメントが手に入る)
- Courage to refactor(リファクタリングする勇気が起きる)
- Clear specification(曖昧な仕様を排除できる(要件への理解が早まる))
- Quick feedback(素早いフィードバックが得られる)
- Other(その他)
Motivation Pokerは10枚だが、TDD Motivation Pokerは11枚目に「その他」を用意した。
10個以外に思いつくモチベーションがあれば、それを語るもいい。
実際にやってみた
実際にやってみたところ、それぞれ選ぶカードは人それぞれ。
Otherのカードも出て、「コミュニケーションがとりやすくなる」、「達成感が得られる」という意見も出た。
カードは依存関係のあるものもあるので、ほんとはMECEにしたいところ。
今後、バージョンアップする機会があれば、いろんな意見を入れられるようにしてみたい。
カードのダウンロード
こちらから無料でダウンロードできます。
A4の厚紙用紙に印刷して使えます。
https://github.com/tokudiro/tdd_motivationpoker
使った方は、よければ感想をコメントまで。
また、元となった Management3.0ついては、http://management30.jp からご覧いただけます。
謝辞
NüWorksのステファンさん、公開することを快く許可いただきありがとうございました。