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在宅ワークになったので自宅のNW構成見直し&ディスプレイ回りを整理したらそこそこ快適な環境を手に入れた話

Last updated at Posted at 2020-12-08

今年の春にコロナによって緊急事態宣言が出されて、私の会社も在宅勤務へと勤務形態をシフトしました。
家で仕事をするにあたって、環境を整えて在宅ワークを快適にすべく新調した機器をご紹介します。

因みに筆者は普段は都内のSIerで働く4年目インフラエンジニアで、一応ネットワークスペシャリストの資格を持っています。
(とはいえ難しいネットワークの話は出てきません)

ざっくり言うとNW機器を新調してKVM切替機を導入したら在宅ワークが快適なったという話です。

NW機器を新調

変更前の自宅環境

これが変更前の自宅環境の構成です。
自宅構成図_前.png
端末多いですね・・・笑
妻と二人暮らしで、二人とも個人携帯、会社携帯を持っているので携帯が4台あり、ノートPCも使っていないものも含めると在宅勤務前で5台あります・・・笑
※同時に使用するのは2台

NW構成ですが、ONUからWiFiルータで機器を接続し、WiFiルータのなけなしの4ポートでNASや他のスイッチに繋げていました。
ルータから繋いでいるスイッチも5Portしかないハブでした。

問題点

この環境は以下のような問題点がありました。

  • WiFiルータが古いためセキュリティ的に心配
  • ポートが少ない
  • WiFiで接続している機器が多すぎて帯域的にきつい

在宅勤務で会社のPCが増え、ポートが足りない問題が無視できなくなったため、これを機にNW周りの機器を新調することにしました。

変更後の自宅環境

自宅構成図_後.png
在宅勤務によって仕事用のシンクラ端末×2と、給付金でかったガレリア(PC②)が増えています。
新調した機器とポイントについて解説します。
※商品リンクをいくつか張りますが、トラッキングIDなどは付与していませんのでご安心ください。

WiFiルータとルータ(有線)

WiFiルータをONUから直で繋いでしまうと数多いWiFi機器⇔ONUの帯域がきつくなり、NASと有線でつながっている端末が遅くなってしまう気がしたので、別々にしました。
BHR-4GRV2(有線ルータ)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00KMIIW0K/
BUFFALOのGigabitイーサネット、リモートアクセス(VPN)対応の有線ルータです。
WAN側にONU、LAN側は後述のスイッチと、WiFiルータのみに接続するようにし、エッヂルータ的な役割としています。
前の機種ではDHCPでIPを配布する際にDNSの向き先を変更することが出来なかったのですが、この機種はDNSを設定できます。
VPN機能も付いていますが、私は利用していません。(前はRaspberryPiにOpenVPN入れて外出先から自宅NASに繋げるように構成していましたが、ラズパイをサーバ用途で動かすと色々と面倒だったので、今はやめています。NUCにまた構築しようかと模索中・・・)

TP-Link Archer A10(WiFiルータ)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07JHBBW9H/
規格:5GHz 1733Mbps(11ac)、2.4Ghz 800Mbps(11n)
これはアクセスポイントモード(ブリッジモード)で使用しています。

スイッチ①、②

LSW4-GT-16NSR
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00OC0UDTM/
16Port 1000BASE-T のアンマネージドのL2SWです。
ポート数が多くGbE対応のもので価格が手ごろなものを選びました。
ルータやスイッチは本当はマネージドなものを買って、VLAN組んで色々遊びたかったですが、いかんせん価格が跳ね上がってしまうので断念しました。

TL-SG105V6.0
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00A128S24/
TP-Link 5ポート スイッチングハブ 10/100/1000Mbps ギガビット 金属筺体
上記のスイッチから物理的に離れたところに私のデスクがあるので、こいつを挟んでいます。
ギガビット対応のもので、最小限のポート数のものにしました。

NW構成刷新の結果

前後で定量的な比較をしたわけではないのであくまで感覚ですが、PS4のゲームが早くなったのとPC①、②のNWが安定したように思います。
zoomやTeamsなどのビデオ会議ツールを使う際に固まることが減った気がします。
(他の要因の可能性もありますが・・・)

WiFi接続の機器は体感では速度が落ちたように思います。
例えば夜PCなども落とした状態のときにスマホでYouTubeなんかを見ようとした際に、画質を自動にしておくと必ず再生してすぐは画質が240pか360pあたりで始まってしまいます。

しばらくすると720pに戻りますが、個人的にはWiFiルータを変えた直後からそういう状態になった気がするので、こいつが原因かと思っていますが、もしかしたらYouTubeアプリそのものの仕様などかもしれません。

また、NUCにはgitlabを構成してコード管理を行っている(いた)のですが、こいつはNAS①に対してiSCSI接続しています。
NWの改善が直接的な原因かわかりませんが、gitlabのGUI画面の遷移が体感早くなった気がします。
※GitHubのプライベートリポジトリが無料になってからこいつはほとんど使っていません。何か有効に使う案ないかな・・・

ディスプレイとキーボード、マウスの切替

自宅での勤務がメインになったので、もともとあったディスプレイを最大限に利用しよう!ということで、KVM切替機とHDMI切替機を新調しました。
画面周り構成図.png

KVM切替機というのは、ディスプレイとキーボード、マウスというような入出力装置を複数のデバイスで切り替えて使えるようにする機器です。データセンタなどに行くとラック用のディスプレイユニットというのがありますがあれと同じ仕組みです。(多分伝わらない)

2枚のディスプレイの片方は常に個人PCつながっており、メインのディスプレイのHDMI端子とVGA端子にそれぞれ切替機の出力を接続しています。
HDMIとVGAの切替はディスプレイのボタンで切替えます。
KVMのUSBは1つは個人PCに常につなげていて、もう一つは2台ある会社PCのうち使うほうに差し替えて使用しています。
また個人のノートPCをつなぐときもこちらを繋ぎ変えています。

SW-KVM2UUN
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B013SYVBCA/
サンワサプライパソコンの切替器です。切り替えるのにボタンで行ったりリモコンで行うもの等がありますが、これはCtrlを2回連続で押すと切り替わるタイプのものです。
非常に素早く切り替わるので重宝しています。

MK301
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07VXDYMMT/
HDMI 切替器 3入力1出力 1080P/2K/4K HDMI分配器テレビ/セレクター
3入力タイプのもので、こちらはHDMIの分配機です。
リモコンも付いてきますが、HDMIの場合は機器の電源を入れると自動的にそちらがアクティブになるので、あまり切替を手動で行いません。
PS4のコントローラのPSボタンを押したら勝手に画面がPS4に切り替わるイメージです。

それぞれの切替機のレビュー記事をブログに書きました。

まとめ

NW周りを刷新し、入出力回りに切替機を導入したことでそこそこ快適な在宅ワーク環境を手に入れました。
NWは機器を変えても契約している回線などによってはあまり効果がない場合もありますが、
私のように自宅に置いてある端末類が単純に多い場合は一度検討してみるのも良いかと思います。

また、切替機は複数のPCをかわるがわる使う人は導入して損はないと思います。
個人PCで何か調べものしながら、作業に当たれたりするので大変便利です。
最近Mac Book Proを買ったので(Intel CPUバージョンですが・・・)Macのキーボードともフレキシブルに切り替えれる環境を構成できないかと企んでいます。

2022年現在は以下の構成を組んでいます。
拡張デスクを導入したらケーブル類がめちゃくちゃすっきりした | インフラエンジニアがもがくブログ

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