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ターミナルで画像をBase64化する方法(速度改善)

Last updated at Posted at 2014-11-30

小さなアイコン類をテキストにすることで、
リクエスト本数を減らし、全体的な速度向上につなげることができます。

作り方

実はターミナル上で1行コマンドを打つだけ。

$ base64 icon.png
iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAAB4AAA … AgCI= // Base64化された画像の文字列が出力される(凄く長い)

これだけ。超簡単。
変換サイトをよく見かけるけど、使わなくても実はできるというびっくり。
Macにはデフォルトで入ってました。

Base64化する前に、画像圧縮ソフトで圧縮してから変換すると、さらに小さくなります。

使い方

出力された文字列をこのまま貼っても使えません。

<img src="data:image/png;base64,(Base64化した文字列)">

()の代わりに出力された文字列をコピペ。
pngを適宜拡張子に合わせて書き換えます。
めんどくさいのでDashでスニペット登録しています。

つかいどき

Base64化することで却って重くなってしまうこともありますし、
文字列にすることで管理しづらくなることもあるので、使いどきは見定めないといけません。

うちのプロジェクトでは

  • 1KB未満である(アイコンなど)
  • webfontにしたけど1回しか使っていないもの
  • spriteには適さない(1個単体で使われる可能性が高い)
  • 変更が少ない(頻繁にアップデートがかかる場合は手間になってしまう)

という基準を設けています。

効率化のために

元画像も必ず保存しておく

何かのきっかけでBase64をやめたいこともあるので、必ず残しておきます。
この画像なんだっけ?とか、どの画像をBase64化していたっけ?という記録用にもなります。

うちではbase64ディレクトリを作っておき、そのディレクトリ内はデプロイしないようにしています。

Base64化したテキストの使い方

意味のない文字列は、運用時にかなり邪魔になってしまいます。

1. CSSのクラスの背景に使う

アイコンであれば余計なDOMがなくなって、むしろSEO的にも良い感じ。なきがする。

.icn-new:before {
  content: "";
  background: url(data:image/png;base64,(Base64化した文字列)) center center no-repeat;
  background-size: 15px 16px;
  width: 15px;
  height: 16px;
  display: inline-block;
}
<h2><img src="icn.png">新着一覧</h2>  // 画像
<h2 class="icn-new">新着一覧</h2>     // Base64化して背景に

2. helperに登録しておく

Railsではhelper、Handlebarsではpartialや自作helperなどを用いて、簡単に呼び出せるようにしておくと便利です。(他の言語にもそういうのありそう)

Handlebars自作ヘルパーの例:

helper.js
module.exports.register = function (Handlebars, options) {

  /**
   * spacer.gifのBASE64パスを返す
   * @return {String} BASE64 path for 'spacer.gif'
   * 
   * ```
   * {{spacer}}
   * ```
   */
  Handlebars.registerHelper('spacer', function() {
    return 'data:image/gif;base64, (文字列)';
  });

};

その他

helpを見てみる
$ base64 -h
Version DEBUG
Usage:	base64 [-dhvD] [-b num] [-i in_file] [-o out_file]
  -h, --help     display this message
  -v, --version  display version info
  -d, --debug    enables additional output to stderr
  -D, --decode   decodes input
  -b, --break    break encoded string into num character lines
  -i, --input    input file (default: "-" for stdin)
  -o, --output   output file (default: "-" for stdout)

txtファイルに書き出したりすることもできます。
デコードもできるそうです。

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