以前触ったことがあったのですが大分使いやすくなっているようなので導入のメモを残しておきます。
環境として Ubuntu 14.04 のサーバを元に使っていきたいと思います。
サーバの導入
Repositoryの登録以下の内容を追加
deb http://www.artica.es/debian/squeeze /
次にパッケージを導入します。
$ apt-get update
$ apt-get install pandorafms-console pandorafms-server pandorafms-agent-unix
導入直後の設定をみると /var/www/html 以下を公開していますのでここでは便宜的にパスをリンクしておきます。
root@pxe:/var/www/html# ln -s ../pandora_console .
root@pxe:/var/www/html# ls -la
合計 20
drwxr-xr-x 2 root root 4096 12月 5 16:06 .
drwxr-xr-x 4 root root 4096 12月 5 15:53 ..
-rw-r--r-- 1 root root 11510 11月 22 11:08 index.html
lrwxrwxrwx 1 root root 18 12月 5 16:06 pandora_console -> ../pandora_console
この状態で http://server_ip/pandora_console/install.php へアクセスします。
基本はそのままで次に進めば問題無いです。
導入先のフルパスのディレクトリは /var/www/html/pandora_console に変更しました。
赤字で記載している箇所が pandora_serverのDBパスワードになるのでメモしておきましょう。
次にローカルの /var/www/pandora_console/install.php を削除します。その後リロードするとログイン画面が表示されます。
デーモンを起動させます。
dbpass <先ほど控えたパスワード>
デーモンを起動します
/etc/init.d/pandora_server start
/etc/init.d/tentacle_server start
ここまで導入すると画面が以下のようになっているかと思います。
クライアントの導入
クライアントとして別のサーバを用意したいと思います。
こちらもubuntu14.04のサーバです。バージョンが違うのかもしれませんが標準のRepositoryにもAgentは入っているのでそのまま使ってみたいと思います。
$ apt-get install pandora_agent
構成ファイル内にサーバのIPアドレスの指定が必要となります。
server_ip 10.37.154.194
上記の項目を変更して起動します（または再起動します）
/etc/init.d/pandora_agent restart
プロセス監視の追加方法
プロセスの監視などはモジュールというものを定義することになるようです。先ほどのconfファイルの最後に以下のに追加します
# Process information
module_begin
module_name apacheDaemon
module_type generic_proc
module_exec ps -Af | grep apache2 | grep -v "grep" | wc -l
module_description Check apache service
module_end
名前などは任意の名前で問題ないようです。最終的には画面上に表示されます。
実際にプロセスを停止すると此のような形でアラートイベントが発生することがわかります。
まとめ
他にも多くのことが出来るようです。また構成ファイルを用意しておけば監視項目を事前に定義ができるためクラウド環境の監視の仕組みとしても便利に使うことができそうです。プロビジョニングスクリプトでAgentの導入→設定としていけばかなり簡単に多くの台数を追加できそうです。Ansibleでも難しくはないでしょう。