前回までのあらすじ
サーバー構築編
クライアント構築編
P4コマンドとは
クライアント用のPerforceコマンドです
Gitのgitコマンドのように、PerforceにはP4コマンドというものが存在します
P4コマンドを使用してsyncやsubmitを行うことができます
サーバー操作の場合はP4Dコマンドです
Windowsでは?
通常Windows版では、GUIをインストールした際に同時にCLIがインストールされますが、MacではCLIは別途インストールする必要があり、またパスを自分で通す必要があります
P4 CLIをインストールする
- FAMILY
MacOS - PLATFORM
macOS 10.14+(ARM64) - VERSION
選択不可
helix-core-server.tgzがインストールされるので解凍します
中にはコマンドを使用するためのexecファイルが入っています
書き込み権限を付与する
- ターミナルから、解凍したhelix-core-serverディレクトリまでcdする
- 以下を実行し、ディレクトリ内の全ファイルに書き込み権限を付与する
chmod +x *
/usr/local/binに移動させる
execファイルをbinディレクトリに移動させます
「/usr/local/binとは何ぞや」という方は以下参照
ターミナルから以下を実行
mv p4 /usr/local/bin
p4dも使いたい場合は以下も実行
mv p4d /usr/local/bin
初期設定
- P4PORTを設定する
export P4PORT=ssl:IPアドレス:1666
sslを使用している場合は、prefixにsslをつける必要があります
1666はポート番号。別のポートを指定している場合は書き換えます
- 初接続
p4
上記を実行すると、フィンガープリントの発行をされます
接続を許可するため、再度以下を実行します
p4 trust
ユーザー登録
p4コマンドを実行する際に使用するユーザーを登録します
追加する際、clientコマンドを使用する必要があります
以下を実行します
p4 client -o Hoge | p4 client -i
Hogeは構築した際に作成したユーザー名に置き換えます
この状態でp4 sync
を実行してみましょう
エラーが出ず、syncできたら成功です
EX:環境変数を保存したい
ターミナルを再起動する度にP4PORTを毎回設定するのはめんどくさいので、プロファイルに保存させます
P4PORTを設定した後に、以下を実行します
source ~/.bash_profile
ファイルが存在していないと言われた場合は、下記を実行してファイルを作成し、再度上記のコマンドを実行します
touch ~/.bash_profile