前提
- 著者は、本職エンジニアではない(報酬をもらう仕事は別)
- 必要な時にだけ、コードを書く程度
- できるだけ、楽をするためのもの
- 細かい技術などは、別の素晴らしい記事をどうぞ
以下、「やり方」だけを示します。
最終的なゴール
- 自由にWordPressを作ったり、捨てたりできるローカル環境
- Xdebug デバッグ環境
- Code Sniffer の導入
- Visual Studio code を便利に
- コマンドラインを便利に
(1) Local by Flywheel
こちらからダウンロードして、シンプルにインストールするだけ。
さらに、Add-on をインストールしておく(Visual Studio Code + Xdebug)
さらに、Sequel Pro (DBマネジャー) を https://sequelpro.com からダウンロードし、インストールする。
(2) コマンドラインの整理
ターミナルを見やすくする
ターミナルの「環境設定」を開く。デフォルトのターミナルのスタイルを変更。
なんとなく、黒背景、白の文字、背景は半透明。フォントは小さすぎるので、14ptぐらいにする。10ptって小さくないですか?
zsh を使いやすくする
BigSur (Catalinaから)は、zsh がデフォルトになったので、使うようにする。以下の記述は、Qiitaか、個人のブログからもらってきました。すみません、ソースを忘れました。
以下を .zshrc に貼り付ける。
# zsh-completions(補完機能)の設定
if [ -e /usr/local/share/zsh-completions ]; then
fpath=(/usr/local/share/zsh-completions $fpath)
fi
autoload -U compinit
compinit -u
# prompt
PROMPT='%m@%n %F{1}%~%f$ '
# Aliases
alias psass='~/.composer/vendor/scssphp/scssphp/bin/pscss'
#ls系
alias ls='ls -GF'
alias la='ls -a'
alias ll='ls -lh'
#処理確認
alias rm='rm -i'
alias mv='mv -i'
alias cp='cp -i'
##################################################
### オプション
# 同時に起動しているzshの間でhistoryを共有する
setopt share_history
# 同じコマンドをhistoryに残さない
setopt hist_ignore_all_dups
# スペースから始まるコマンドをhistoryに残さない
setopt hist_ignore_space
# historyに保存するときに余分なスペースを削除する
setopt hist_reduce_blanks
# 高機能なワイルドカード展開を使用する
setopt extended_glob
# cd無しでもディレクトリ移動
setopt auto_cd
# コマンドのスペルミスを指摘
setopt correct
.zprofile に以下をコピペ。composer を使ってインストールするコマンドが使えるように、パスを通している。
export PATH=$HOME/.composer/vendor/bin:$PATH
※ composer や、 scss とかは、後でインストール
Homebrew をインストール
2020/11/30 現在、Homebrew は、M1 Chipには対応していません(ARM設計)。そこで、x86系として動くように、Rosetta2 を使用するように設定してから、インストールします。
「アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル」を右クリックして、詳細をだし、Rosetta2 で動かすようにチェックを入れます。それから、ターミナルを開いて実行します。
※ Rosettaって、おしゃれなネーミングだな〜
https://brew.sh/index_ja
以上のサイトのスクリプトをコピペして実行する。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
composer をインストール
なんだかんだで使うから。最近は、 vimeo の api のために使った。
brew install composer
WordPress開発環境
wp コマンド
Local by Flywheel の中でしか使わない気がするが一応インストールしておく。
インストールの説明のところにある通りに作業すればOK。(#より後ろはコピペしない)
curl -O https://raw.githubusercontent.com/wp-cli/builds/gh-pages/phar/wp-cli.phar # ダウンロード
php wp-cli.phar --info # テスト
chmod +x wp-cli.phar # 実行権限を与える
sudo mv wp-cli.phar /usr/local/bin/wp # wpコマンドとして登録
wp --info # テスト
Code Sniffer のインストール
素晴らしい記事がありました。
https://qiita.com/super-mana-chan/items/401eb5cf06bbacddb5d3
以下のようにしました。既にComposerはインストール済みなので、PHP Code Snifferのインストールから。globalオプションで、いつでも、どこでも使える状態。つけない場合は、プロジェクトごとにインストール。
composer global require "squizlabs/php_codesniffer=*"
インストール先は、 .composer/vendor/squizlabs/php_codesniffer
です。コマンドは、 .composer/vendor/bin/phpcs
なので、ここにパスを通しておく。既に、上記のzsh の設定で設定済みなので、何もしなくても、 phpcs コマンドが使えるはず。
次に、WordPressのコード規約をインストール。以下のコマンドを実行し、phpcs のフォルダにファイルを置く。さらに登録
git clone -b master https://github.com/WordPress-Coding-Standards/WordPress-Coding-Standards.git ~/.composer/vendor/squizlabs/php_codesniffer/Standards/WordPress
phpcs --config-set installed_paths ~/.composer/vendor/squizlabs/php_codesniffer/Standards/WordPress
phpcs --config-set default_standard WordPress
もっと詳しいコマンドラインの使い方や、設定は https://qiita.com/super-mana-chan/items/401eb5cf06bbacddb5d3 をどうぞ。
なお、Visual Studio Code を使うので、細かい設定はせず。
Visual Studio Code
ダウンロードして、インストールする。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
Extension
拡張をインストールする。好みですが、とりあえず、以下。
- Japanese Language
- html snippets
- IntelliSense for CSS class names in HTML
- PHP Debug
- PHP DocBlocker
- PHP Intelephense
- PHP Sniffer & Beautifier
- vscode-icons
- WordPress Snippets
利用について
1. Local by Flywheel で WordPressを作成
- 開発用のWordPressを設置
- Utilities で Xdebug + VS Code を追加する
2. テストデータを入れる
- 日本語
- 英語(英語がいいかも・・・)
- WooCommerce (プラグインの中にある)
3. プラグイン、テーマの作成
カスタマイズのためにプラグインを作成したり、子テーマを作成する場合は、「Local」のWordPressのターミナルを開く。そこで wp コマンドで作成する。