※本の内容を紹介しており、ネタバレします
11月の始めくらいに読んだ書籍なんだけど、ずっとまとめてなかったので記載した。
書籍の内容構成
物語形式(ビジネス・フィクション)で進む200ページの中で「チームづくり」をテーマに話しが進む。
舞台はシリコンバレーの新興ハイテク企業、そこにブルーカラー企業出身の「キャサリン」がCEOに就任し、経営陣チームの健全化までの道のりを描いている。
また、他30ページ超で、書籍内で出てきた「モデル」について、解説があり、非常に親切な作りになっている。
モデル
下記の機能不全は、 「5つのまったく異なる問題で、個別に対処できるかのように誤解されるかもしれない。しかし実際には、これらは相互に関係しており、5つのうちの一つでももろい部分があれば、チームの成功は絶望的になる可能性さえある。」 と書籍内で説明のある通り、1つでも無視のできるものではない。
- 信頼の欠如(互いを信頼する)
- 衝突の恐怖(アイデアをめぐって遠慮なく衝突する)
- 責任感の不足(決定や行動計画に責任感をもって取り組む)
- 説明責任の回避(計画を守らなかった場合、互いの責任を追求する)
- 結果への無関心(チーム全体の結果を達成することを重視する)
結束の固いチームでは 1.から順にカッコ内に記載したとおりの内容を解消しているはず。
モデルに対しての所感
僕の個人的な感覚では、多くのチームは中身を伴わない、上辺だけのつながりが多く「1. 信頼の欠如(互いを信頼する)」がそもそも満たせていない気がする。
よって「2. 衝突の恐怖(アイデアをめぐって遠慮なく衝突する)」もそうだが、そもそも衝突すら無意味だと感じている方もいるのかもしれない。
結果として3. 4.を経由しているので、「5. 結果への無関心(チーム全体の結果を達成することを重視する)」が多発しているのかもしれない。
また、 __強いリーダー(声の大きなうるさいリーダーも同意)__は「4. 説明責任の回避(計画を守らなかった場合、互いの責任を追求する)」をメンバー間で追求させ、自分はフォローにまわるという動きができないので、自分で解決に翻弄されている。
まさに愚の骨頂。