はじめに
本記事では、筆者が日頃から使うTexのコマンドを列挙していく。筆者の備忘録代わりである。また、内容については筆者も利用するので、適宜編集をしていくつもりである。
使用環境
それぞれのバージョンに関しては、追記する際の変更が手間であるので、割愛する。
- M1 MacBook(2020)
- macOS
- VScode
- MacTex
documentclass
\documentclass[]{ltjsarticle}
必要があれば、twocolumn
を[]
の中に挿入し、2段組にしている。
プリアセンブリ
Fig.Table.
図や表をFig.やTable.に変更する。
\renewcommand{\figurename}{Fig.}
\renewcommand{\tablename}{Table.}
footnote
記号の変更
footnoteを某T大のある先生風にするため、筆者は以下のコマンドによってf脚注に使用される記号を再定義している。
\renewcommand{\thefootnote}{\dag\arabic{footnote}}
脚注の線の変更(拡張)
なお、数値を変更することで、脚注の線の長さや太さが変化するので、試してみると良い。
\renewcommand{\footnoterule}{\noindent\rule{\textwidth}{0.05mm}\vskip2mm}
リンク
目次や図、表のリンクをさせるために、
\usepackage{hyperref}
を利用し、それを目立たないようにするため、以下の設定を施している。
(標準設定では、筆者の環境ではリンクに赤枠が出てきてしまい、あまり見た目が良くないと考えている。)
\hypersetup{
setpagesize=false,
bookmarksnumbered=true,%
bookmarksopen=true,%
colorlinks=true,%
linkcolor=black,
citecolor=black,
}
\begin{document}
abstract
2段組の文書で、abstructのみを1段組にするためには、以下のように記述する。
\twocolumn [
\maketitle
\begin{abstract}
ここに、内容を記述する。
\end{abstract}
]
なお、この際に\usepackage{abstract}
を使うとabstractが綺麗になる。
目次の作成
Texで目次の作成を行うには、以下のコマンドを入力する。
\tableofcontents
\clearpage
なお、\clearpage
は目次を見やすくするために筆者は入れている。
図の挿入
図の挿入をする場合、
\usepackage{graphicx}
でpackageを指定したのちに以下のコマンドを使用する。
\begin{figure}[h]
\centering
\includegraphics[width=0.3\textwidth]{fig-v12.png}
\caption{v12}
\label{fig-v12}
\end{figure}
なお、ここで\textwidth
とは、文字を書けるスペースの横幅を指している。それの0.3倍と横幅にするという意味である。
bibTex
bibTexを使った参考文献の記入には、以下のコマンドを\end{document}
の手前に追記する。なお、ref
には、ファイルの名称(拡張子を除く)を挿入する。筆者はいつもref.bibtexという名前のファイルを利用しているため、以下のようなコマンドになる。
\clearpage
\bibliographystyle{abbrv} %日本語の場合は jabbrv などとする
\bibliography{ref}
なお、\clearpage
は目次を見やすくするために筆者は入れている。
citation
いくつかの引用文献は1つの文章で表示する際に、
\usepackage{cite}
を使用することで、以下の図のような引用が可能となる。
なお、ハイフンについては連番になっている際のみ有効となる。
errrow
There's no line here to end.
エラーが出ているところに\leavevmode
を追記する。