UbuntuでRaspberry Pi Zero Wを初期設定したときの作業ログです。
私の環境は Ubuntu 17.04 です。
基本的に Raspberry Pi Zero(W)のセットアップ を参考にしていますが、
USB経由でのインターネット接続を有効にする の部分で上手く行かなくて、
Wifiの設定を母艦から直接書き込んだほうが早かったという話です。
microSDにイメージをインストールする
https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/
ここからイメージをダウンロードしてきて、ddで焼きます。
dd bs=4M if=2017-07-05-raspbian-jessie-lite.img of=${/dev/sdbとか}
Wifiでログインできるようにする
先程のmicroSDはbootと、rootになるパーティションの2つが存在するので、どちらもマウントして、
bootパーティション直下にssh
という名前のファイルを作成することで、sshdを有効化して、
cmdline.txt
と config.txt
というファイルを編集することで、Wifiモジュールを読み込んでもらうようにします。
cd /media/${USER}/boot
touch ssh
sed -ie 's/quiet/modules-load=dwc2,g_ether quiet/' cmdline.txt
echo "dtoverlay=dwc2" >> config.txt
Wifiのパスワードを設定する
root(bootじゃないよ)になるパーティションをマウントして、
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
に直接Wifiの設定ファイルを突っ込みます。
cd /media/${USER}/${bootじゃない方のパーティション}/etc/wpa_supplicant
wpa_passphrase "アクセスポイント名" "パスワード" >> wpa_supplicant.conf
# Wifiのパスワードが履歴に残るのが嫌なら、標準入力からも渡せます。
# wpa_passphrase "アクセスポイント名" < パスワードの書かれたファイル >> wpa_supplicant.conf
以下のようなものが追記されます。
network={
ssid="SSID名"
#psk="生のパスワード"
psk=暗号化されたパスワード
}
起動してみる
これでmicroSDをラズパイに挿してブートしてあげると、
無事にWifiに接続して、SSHで待ち構えてくれます。
ssh pi@raspberrypi.local -o PreferredAuthentications=password
PreferredAuthenticationsを付けるのを忘れていて困ったw
パスワードはraspbianだそうです。