LoginSignup
1
0

More than 3 years have passed since last update.

em, rem によるフォントサイズ指定を体感してみる

Posted at

自己紹介

今年の8月末からプログラミングを勉強し始めた初心者です。
たまたま黒澤さん(@kurosawa_kuro)のウェビナー「会津ワロ法則」を受講したことがきっかけとなり、少しずつプログラミングにハマっています。
現在は、HTML/CSSについて学習しているところです。
まるで黒澤さんの弟子にでもなったような気分で、Udemyによる動画学習を楽しんでいます(笑)

この記事の目的

黒澤さんが提唱されている「Qiitaへのアウトプット」を実践するのが、この記事の目的です。
Udemyを受け身で受講するだけでなく、「学んだことを記事として発信する」というプロセスを経ることで、より着実にプログラミングを体得しようという試みです。

今回のテーマ:フォントサイズの単位「em、rem」

今回の記事のテーマは、HTML/CSSにおけるフォントサイズの相対指定です。
というのも、直感的に理解しやすいpxの絶対指定に比べると、em・remを用いた相対指定は、どうしても難しく感じます。
そこで、em・rem について自分なりに整理することで、より深い理解につなげようと考えました。

MDNを調べてみると・・・

MDNを調べると、次のような説明がありました。

(em や ex などの) フォント相対単位のほとんどは、親要素のフォントサイズに対する相対値です

(rem などの) ルートを基準としたフォント相対単位では、フォントサイズは (ルート) 要素で使われているフォントのサイズからの相対値です。

(引用元:font-size - CSS: カスケーディングスタイルシート | MDN

ポイントは「大きさの基準」をどこにおくか

つまり、次のように定義できるのだと思います。

「em」とは ・・・ 親要素のフォントサイズを基準とする相対単位
「rem」とは ・・・ ルート要素(html要素)のフォントサイズを基準とする相対単位

なお、html要素のフォントサイズは、多くのブラウザで16pxと設定されているようです。

したがって、次のように考えておけばよさそうです。

「1em」・・・親要素のフォントサイズの1倍
「2em」・・・親要素のフォントサイズの2倍
「3em」・・・親要素のフォントサイズの3倍 
(以下略)


「1rem」・・・16pxの1倍、すなわち16px
「2rem」・・・16pxの2倍、すなわち32px
「3rem」・・・16pxの3倍、すなわち48px 
(以下略)

では、em・remを体感してみよう

ここからは実際にコードを書いて、それがブラウザでどう反映されるか見ていきたいと思います。

というのも、「わかったつもり」が一番怖いからです(汗)

HTMLとCSSを書いてみる

まず、HTMLには次のように記述します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>emとremを体感する</title>
    <link rel="stylesheet" href="css/html5reset.css">
    <link rel="stylesheet" href="css/em_rem.css">
  </head>
  <body><!--body要素のfont-sizeを16pxと指定-->
    <p>body要素のfont-sizeを「16px」と指定しています</p>
    <hr>
    <p id="a-1">【a-1】 font-sizeを「1em」と指定したp要素です</p>
    <p id="a-2">【a-2】 font-sizeを「1rem」と指定したp要素です</p>
    <hr>
    <div> <!--div要素のfont-sizeを32pxと指定-->
      <p>ここからは32pxに指定したdiv要素の中です</p>
      <p id="b-1">【b-1】 font-sizeを「1em」と指定したp要素です</p>
      <p id="b-2">【b-2】 font-sizeを「1rem」と指定したp要素です</p>
    </div>
    <hr>
  </body>
</html>

一方、CSSは次の通りです。

body {
  margin: 2rem;
  font-size: 16px;
  line-height: 2;
}

#a-1 {
  font-size: 1em;
}

#a-2 {
  font-size: 1rem;
}

div {
  font-size: 32px;
}

#b-1 {
  font-size: 1em;
}

#b-2 {
  font-size: 1rem;
}

このように記述した場合、【a-1】【a-2】【b-1】【b-2】とラベリングした4つのp要素は、それぞれ何pxでブラウザに表示されるでしょうか?

実際に実行画面を確認する前に、コードを見ながら考えてみることにします。

remの基準となるフォントサイズを考える(【a-2】【b-2】)

なお、html要素のフォントサイズは、多くのブラウザと同様に16pxとしましょう。

この時点で、「rem」を使ってサイズ指定したフォントの大きさが確定します。
なぜなら、単純に16pxを基準に考えればよいからです。
つまり【a-2】【b-2】は、いずれも「1rem=16px」となるはずです。

emの基準となるフォントサイズを考える(【a-1】【b-1】)

一方、「em」を使ってサイズ指定した【a-1】【b-1】については、もう少し考える必要があります。
なぜなら、基準となる親要素を確認しなければならないからです。

【a-1】の親要素は?

順を追って見ていきます。

まず、ルートにあたるhtml要素のフォントサイズは、先ほども触れたように16pxです。

そのひとつ下には、body要素があります。body要素のフォントサイズは、CSSで16pxに指定しています。

ここで、【a-1】のフォントサイズが確定します。なぜなら、【a-1】の親要素はbody要素だからです。
つまり、【a-1】で使った「em」については、body要素の16pxを基準にすればよいことになります。
したがって、【a-1】では「1em=16px」となるはずです。

【b-1】の親要素は?

これに対して、【b-1】はdiv要素に囲まれています。つまり【b-1】で使った「em」は、親要素であるdiv要素のフォントサイズが基準になります。

div要素のフォントサイズは、CSSで32pxに指定しています。したがって、その子要素である【b-1】では、「1em=32px」となるはずです。

実行画面で確認!
em_rem_1.png

いちばん上の16pxで絶対指定した行を基準にして確認すると、考えたとおりのフォントサイズになっていることがわかります。

「1em」の大きさは、親要素のフォントサイズによって変わっています。同じ「1em」という記述なのに、書く場所によって大きさが変わっちゃうんですね。 なかなか柔軟性のあるやつだな(笑)

一方「1rem」の大きさは、常に16pxのままです。お堅いというか、安定感があるというか。。。

こうしてみると、それぞれまったく違う性格を持っているんだな~と思えてくるから不思議です。

おわりに

さて、今回は実際にコードを書いてみることで、「em」と「rem」の性格がいかに違うか、ひしひしと実感することができました。
やはりプログラミングは、手を動かしてナンボですね!

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0