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Swiftではじめに学ぶ「変数と定数」

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変数と定数とは

プログラムに登場する値を記憶しておく入れ物、つまり一時的な保管庫のことです。
ある処理の結果を、この変数や定数に保存しておけば、後々その結果を使いたいタイミングで呼び出して再利用することができます。

ちなみに変数や定数に値を入れることを、「値を代入する」と言います。
そして文字通り、変数には何度でも値を代入することができ、定数には1度だけしか値を代入することができないルールがあります。ですので、プログラム上で確定している値に定数を使えば今後の処理で誤って別の値が代入されることこともないので安心です。つまり上手く使い分けることで、安全で可読性の高いプログラムが書けるようになります!

表記の仕方は下記のようです。

var number = 123 //変数numberに値「123」を保存している
let age = 16     //定数ageに値「16」を保存している

・「var」は変数を、「let」は定数を指します。
・それぞれの後ろにある「number」と「age」は、任意で決められる変数や定数の名前です。これをつけることで、何の値なのか分かりやすくします。

変数名と定数名をつける時のルール

適切な名前の共通認識を作るための公式ガイドライン「API Design Guidelines」というものがあります。

  • 基本的にアルファベットと数字を使う。(ひらがなや漢字、⚠️などの絵文字も使える)
  • 変・定数名はlower camel caseの記述方式で書く。
     「userName」小文字で書き始め、単語ごとに大文字で区切る書き方をする。
  • 型は、upper camel case方式で書く。
     「CamelCase」のように大文字で始まりとする書き方。
  • あいまいさの解消に必要な単語は全て含める。
  • 一般的でない単語は避ける。
  • 略語は避ける。

変数と定数の宣言方法

新たな変数や定数を値を定義することを、変数や定数を「宣言する」と言います。
宣言するには、それぞれ下記のように書きます。

変数の宣言
var 変数名: 型名
定数の宣言
let 定数名: 型名

Swiftの基本的な型

上で出てきた「型名」では、代入されるべき値が文字なのか数字なのかといった、代入される値の型を決めています。

Swiftの基本的な4つの型
//文字列 String型
let string: String = "tomato"  //文字列は”で囲む

//整数 Int型
let int: Int = 1 

//浮動小数点型 Double型
let double: Double = 0.1

//真偽値型 Bool型
let bool: Bool = true  //trueかfalseのどちらか

⚠︎指定した型と代入する値の方が異なると、コンパイルエラーになります。
(例えばInt型の定数に文字列を代入する など)

型推論

変数や定数の宣言をすると同時に値を代入すると、値から型を推測してくれます。
この文脈から決定してくれる仕組みを「型推論」と言います。

型推論
let a = 123   //Int型の定数
let b = "abc" //String型の定数

型の確認方法

省略された型を確認する方法もあります。
type(of: 式) を使うことで実行した時に式の型を返してくれます。

let a = 123
type(of: a) //Int.type

XcodeにはQuick Helpというプログラムの編集中に変数や定数の型を確認する機能があります。

さいごに

初心者が学んだことをまとめてみました。
誤認している箇所などあれば教えていただけると嬉しいです。

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