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Engineering ManagerAdvent Calendar 2024

Day 14

エンジニアリングマネジメントトライアングルを用いてチームを可視化し進むべき方向を考える!

Last updated at Posted at 2024-12-21

はじめに

クイックのエンジニアリングマネージャー桃原(とうばる)です。

弊社は 「プロダクトチーム」と「職種」の掛け合わせでマトリクス型組織を運営しており、
私はエンジニアリングチームのマネージャー(以下、EMとする)として、日々業務を行っています。

本記事はEngineering Manager Advent Calendar 2024 シリーズ2 14日目の記事です。

悩みながらもエンジニア組織を漸進する

EMとして「エンジニアリングチームの成果最大化」を目指し推進しています。

その中で悩むことがあります。

  • 進むべき方向は誤っていないか?
  • 過不足なく取り組めているか?

私のように悩みながら組織開発を担っているEMは多いのではと思います。
(システム開発は多く経験してきたが、組織開発の経験は現職が初めて)
EMが関わる範囲は組織によって異なります。
だからこそ答えはどこにもなく、一歩一歩前に進みながら答えを定義するしかありません。
私たちがどのように取り組み、課題解決を行っているか一つのケースとして書きました。

進むべき方向や目的のために過不足なく動けているか?

「すべて計画通りで問題ない。」と言いきれますでしょうか?

私自身は、組織運営の中で日々発生する緊急度の高い対応に追われることで、
目的や事業計画に対して俯瞰して組織内の課題発見や解決へのアクションが少なくなり、
気づけば一部の偏った領域にフォーカスがあたり、小さな推進に留まる事があります。

進めている事を可視化し俯瞰する事で、今後取り組む方向性を本記事で共有します。

エンジニアリングマネジメントトライアングルとは?

一言でいうと、プロダクトマネジメントトライアングルのエンジニアリング版です。

こちらをもとに考えましたが、カケハシ社の記事にあるような「エンジニアリングチーム」を中心に置き、頂点を事業・ピープル・技術とした考えの方が、私たちのエンジニアリングチームに近くベースとして利用しました。

さて、いざマッピング!

事業 - ピープル / ピープル - 技術の領域

私+数名のEMで担う範囲

私 + 数名のEMで担う範囲.jpg
エンジニア組織開発推進を専任とする私と、プロダクトチームと兼務のEMが複数名でこれらの領域を推進しています。

HR部署と連携しながら、新卒採用、中途採用、ビジネスパートナー様参画に向けた取り組みなど、エンジニアの採用市場は非常に難易度が高くなっています。

「ピープル - 技術」の領域においては、エンジニアリングチームの中で少人数制のユニットを設け、EMが複数名のエンジニアを率い、目標設定、チームビルディング、メンタリング、定期的な1on1実施を行っています。
育成については、EMの強みに応じた推進範囲を決めてエンジニアリングチーム独自の技術研修、社内イベントを実施しています。

技術 - 事業 / 技術 - ピープルの領域

技術統括が担う範囲
技術統括が担う範囲.jpg

横断的な技術課題解決や社内開発基盤の構築を行う@miki-yojiが、技術統括としてこの領域を爆進しています。技術統括が担う範囲は非常に広く関わるプロダクトや事業も多いため、より力を入れていく領域です。

事業 - 技術の領域

プロダクト開発チーム、テックリードが担う範囲
プロダクトチームやテックリードが担う範囲.jpg
事業計画に紐づくプロダクト開発においては、プロダクトチームのプロダクトオーナーやテックリードにより意思決定と推進が行われています。

「事業 - 技術」の領域については、セキュリティ、インフラ、情シス/コーポレートITなど、プロダクト開発以外で対応すべき範囲が広く、プロダクト開発チームが開発に集中できるよう、先述した技術統括が技術横断、検証、開発者体験向上、開発生産性向上の仕組み作りを担っています。
その上で事業ドメインに即したシステム開発、プロセス設計はプロダクト開発チームが推進しています。

可視化まとめ

事業・ピープル・技術の軸に推進している項目を並べて担う範囲をマッピングした事で、網羅的に取り組めている状況は把握できました。
領域が網羅されたイメージ.jpg

一方で、マッピングする中で「ピープル - 技術」の領域におけるアクションが少ない事に再認識できました。(推進はしているが、今後はより多くの力を注ぎたい)
今回の記事で具体的なアクションについては割愛しますが、認識できれば特定領域に対してより力を注ぐために優先順位を決めて計画を進めていくのみです。

まとめ

私たちが取り組んでいる動きをエンジニアリングマネジメントトライアングルにマッピングする事で、エンジニアリングチームを中心とした領域毎のカバー範囲、網羅性、今後力を入れたい領域について(MECEではありませんが)可視化が行えました。

わかった事は、いざ可視化してみると各領域にかける力に偏りがあり、

「過不足なく取り組めているか?」
 → 「否!」となりました。

同じような悩みを持つEMが、チームを可視化する事でエンジニアリングチームを漸進するきっかけなれたら嬉しいです。

よきEMライフを!

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