私はwebやアプリの受託開発企業でAndroidアプリを作っています
今の会社に転職してから約1年経つので、実務未経験でAndroidアプリエンジニアとして転職するまでにやったことをまとめておきたいと思います
この記事を読んでほしい人
業務未経験でモバイルアプリ(Android)の自社・受託開発企業への就職を目指している方向けの記事です
ネットで調べると「業務未経験でweb系の会社に転職」という情報はたくさんヒットしますが、AndroidやiOSなどのモバイルアプリ開発になると、途端に情報が少なくなります
私も就職活動のときに、情報が少なくて何を勉強すればいいのかわからなくて苦労したので、この記事が役に立てば嬉しいです
転職市場やIT業界の動向、主流なプログラミング言語はその時々の状況によって変わるので、この記事はあくまで1つの具体例として参考にしてもらえればと思います
自己紹介
私について自己紹介しておきます
前の仕事を退職してから、8ヶ月の無職期間でプログラミングを勉強して転職しました
・前職を離職してから転職するまでの期間
2021年4月 〜 2021年12月
・前職 ITとは無縁な公務員っぽい仕事
・年齢 27歳(転職したときの年齢)
プログラミング学習について
学習方法
勉強を始めてから転職するまでの8ヶ月間の内訳は、
2ヶ月間 市販のプログラミング本を買って1人で勉強
6ヶ月間 職業訓練校で勉強
職業訓練校ってなに?? となった方もいると思いますが、
職業訓練校は求職者を対象に就職に必要な技能や知識を無料で提供してくれるありがたーい施設です
しかも、学校に通っている間は失業手当が出るのでお金までもらえました
ただ、職業訓練校のカリキュラムは広く浅くです
Androidアプリが作れるJava以外にもHTMLやCSS、Linux、PHPなどの広範囲を6ヶ月で学ぶので、職業訓練校に通っているだけで、自社、受託開発企業に就職できるわけではありません
(そもそも職業訓練校に来る求人案件はSESだけです)
なので、HTML・CSS・Linux・PHPの勉強はほどほどにして、それ以外の時間は全てモバイルアプリに関する勉強をしていました
結局7、8割は独学での勉強になるので、ある程度、自分で勉強できる人は通うだけでお金がもらえる職業訓練校がおすすめです
ただ、独学だけではキツイものがあるので MENTA(現場で働いているエンジニアからサポートを受けることができるサービス)を使って、詰まった箇所があれば質問してました
内容
勉強したことを箇条書きで書いておきます
Java
最初はAndroidアプリが作れるJavaを勉強しました
その時はAndroidアプリと言えばKotlinが主流でしたが、Javaの方が書籍やネットの情報が豊富なので、学習コストが低いJavaにしました
使った教材
・スッキリわかるJava入門 第3版
・基礎&応用力をしっかり育成! Androidアプリ開発の教科書 第2版
Kotlin
ある程度Javaを勉強してからKotlinに移行しました
別の言語と言ってもKotlinのベースはJavaなので、使っていけば慣れると思います
使った教材
・Kotlin入門までの助走読本(無料で読むことができます)
・作ればわかる! Androidプログラミング Kotlin対応 10の実践サンプルで学ぶAndroidアプリ開発入門
git,github
集団開発で必須となるバージョン管理ツール
サル先生のGit入門がわかりやすいと思います
私はudemyで勉強しました
SQL
データベースを操作するための言語
udemyで勉強
ポートフォリオには、Android OSに元々備わっているSQLiteを使いました
API
ポートフォリオとして作ったアプリに郵便番号検索APIを入れました
郵便番号を入力すると住所が取得できる簡単なものです
MVVM
これはアプリの設計モデルのことで、MVVMをベースに開発を行うことでコード量が減り、可読性が上がると言われています
これは転職する1ヶ月前くらいから勉強し始めたんですが、結局よくわからなかったです
実務でコードを触っていてやっとわかり始めた感じです
学習まとめ
基本的な文法などの学習を終えたら、なるべく早く、実際にコードを書きながら自分が作りたいアプリの開発をしていった方がいいです
自作アプリの作成の中で必要になったことをその都度学んでいく方が無駄がないです
また、私はgitやSQLをudemyで勉強しましたが、個人的には1つ1つを単体で勉強するよりかは、自作のアプリを作る中でgitやデータベースを使って動きを確認していった方が良かったかなと思っています
gitやSQLの動かし方(コマンド)を勉強しても、その使い所がわからないと、知識が定着しないからです
アプリ開発ではそういった複数のツールや技術を組み合わせて使用するので、自作のアプリを作る過程で同時並行で学習していった方が効率的だったかなと今となっては思います
あとは自作のアプリをplayストアにリリースしてみましょう
私もプログラミングの勉強を始めて2,3週間くらいで、簡単な計算アプリをplayストアにリリースしてみました
playストアの登録料も確か3000円くらいですし、0からアプリを作ってリリースまで出来れば、学習のモチベーションも高まります
最初はわからないことだらけだと思いますが、わからないなりにとりあえず完成品を作ってみることは大事だと思います
転職活動について
転職活動は10月頃から始めたので2,3ヶ月間くらいでした
応募したのは40社くらいで、そのうち面接までいったのは4社ほどでした
使っていたサイト・ツール
Wantedly
転職活動で主に使っていました
プロフィールに写真や動画なども掲載することができるので、今までやってきたことをアピールしやすいです
Notion
実務未経験で自社・受託開発企業に行こうとすれば、数十件の応募が必要になるので企業分析も兼ねて求人情報を表形式でまとめてました
自社・受託開発企業の求人で「応募資格・スキル」の欄に書かれていることをまとめれば、何を勉強すればいいのかわかるのでおすすめです
転職活動まとめ
転職活動はなるべく早く始めましょう
簡単でもいいのでポートフォリオが出来た段階で応募してしまって大丈夫です
こんなので応募してもいいのかなと思うかもしれませんが、応募しても返信があることはほぼないので安心してください
ポートフォリオ作成に時間をかけても、そもそも「実務経験あり・なし」でフィルターをかけている企業は多いので、ポートフォリオを改良しながら転職活動をした方が良いと思います
ポートフォリオの質も大事ですが、転職活動の量も同じくらい大事です
実務未経験で自社・受託開発企業に就職することの厳しさを噛み締めながら、根気強く転職活動を続けましょう
こういうときに一緒に転職活動をしている人がいると、悩みなどを相談できて心強いです
1人だけで転職活動をするのは精神的にも大変だと思います
面接ではplayストアでリリースした経験などの学習意欲を評価されることが多かったです
あとは、他にデザインなど何でもいいので創作物や業務効率化の経験もアピールできると良いと思います
あくまで私の場合ですが、私はkindle出版したことがあるのを評価してもらえたので、技術力でアピールできない分、今までやってきたことで行動力や学習意欲をアピールしましょう
終わりに
1年前のことを思い出しながら書いてみました
あくまで一例ですが、参考にしてもらえると嬉しいです!
転職活動は先が見えないので大変だと思いますが、頑張ってください!