前回 の続きです。
CalibrationSampleシーン
FirstVR SDKの中に、CalibrationSample
というシーンが同梱されています。
このシーンを選択してビルドすることで、ジェスチャー(指の形状)を記憶させるモードになります。
※OutputViewerシーンと行き来する機能はデフォルトではないので、必要なら自前で実装が必要
使い方
ビルドしてスマホに転送したら、起動してFirstVRと接続します。
接続方法にはコツがあり、スマホのBluetoothアンテナ部分とFirstVRを密着させることで接続できます。
(Galaxy S8の場合はちょうどFelicaのアイコンが書いてあるあたりにアンテナがある)
そしてアプリを起動すると、Set Dummy
というボタンがあるので、とりあえず押します。
するとこのような画面になります。
サンプルではジェスチャーを1つだけキャリブレーションして記憶させることができます。
操作方法
-
Set Target
: 認識させたいジェスチャーを記憶させる -
Set NonTarget
: 認識させたいジェスチャーではないジェスチャーを記憶させる
例えば「パー」の形を覚えさせたい場合は、
- 指をパーの形にしてから
Set Target
を押す(数秒間計測される) - 指の形をパー以外にしてから、
Set NonTarget
を押す(数秒間計測される) - 1.と2.を何度か繰り返し、パーの形のときのみ反応するまでキャリブレーションする
何度か繰り返すと、そこそこの精度で認識するようになります。
(ジェスチャーを認識しているときだけ緑になる)
所感
「チョキ」のような、指の曲げと伸びが混ざっているようなジェスチャーはやはり認識が難しいのか、判定が結構ブレます。
アプリを作るときは、わかりやすいジェスチャーを使ったほうが良さそう。