本日は, 現在使用中の 「 Python ファイルの保存場所」 を, 確認する内容です (o'(ェ)')_📁
【メソッドを使用してみましょう】
① メソッドとは
「関数の呼び出し方法」 のことを 「メソッド:method 」 と呼んでいます。method の直訳は 「方法・手段」 です。
② 関数とは
「機能:function 」 のことを, プログラミングにおいては 「関数:function 」 と呼んでいます。「機能」 も 「関数」 も, その実体は 「処理構造」 です。「なにかを入れる:input する」 と 「なにか処理:function 」 されて 「なにかを出す:output する」 という 「処理構造」 を持っています。
* 補足
厳密には Python においては 「オブジェクトからの関数の呼出方法」 のことを 「メソッド:method 」 と呼んでおります。ですので Java 等の他言語と比して, 異なるニュアンスを持っていると感じる方もいらっしゃいます。
【 os.getcwd() 】
os.py と言う Python ファイルに定義されている getcwd() という関数を使用すると, 現在使用中の 「 Python ファイルの保存場所」 を知ることが, できます。この 「関数の呼出方法:method 」 を os.getcwd() と言う 「かたち:形式」 で書きます。また, この書き方のことを 「ドット記法」 と言い 「ドットを用いてファイルの中の関数を指定」 しています。
それでは IDLE という Python Shell で, 確認してみましょう。
① import os
まず import os と書いて os.py ファイルを読み込みます。
② os.getcwd()
os.getcwd() メソッドを書いて os.py ファイルの中から getcwd() 関数を, 呼び出します。
③ パスの取得
os.getcwd() メソッドを実行しますと, 以下のように 「パス:ファイルの保存場所(現在使用中の作業場所)」 が, 返ります。また user という箇所においては 「自分の名前」 などに成っていると思います。ぼくの場合は, まだ, ユーザー設定をしていませんので user という 「初期設定」 の状態で, 返っています。
* 補足
getcwd は get Current Working Directory の略ですので, 厳密には, その名の通り 「現在の作業場所」 の情報を取得する関数です。 基本的に, この 「現在使用中の作業場所:cwd 」 に, 現在使用中の Python ファイルが, 保存されます。
【 C:¥¥Users¥¥user¥¥AppData¥¥Local¥¥Programs¥¥Python¥¥Python312 について】
ぼくの場合は C:¥¥Users¥¥user¥¥AppData¥¥Local¥¥Programs¥¥Python¥¥Python312 という 「場所:パス」 が 「現在使用中の作業場所」 かつ 「保存場所」 と言うことが, わかります。
① パスとは
「パス:path 」 の直訳は 「経路」 です。また 「住所」 とは 「お家までの経路」 のことを言いますので 「 Python ファイルの居場所」 のことを 「パス:経路・住所」 と呼んでいます。
② C:¥¥Users¥¥user¥¥AppData¥¥Local¥¥Programs¥¥Python¥¥Python312 の意味
¥¥ (円マーク) は → の意味で見ると, わかりやすいです。つまり, この C:¥¥Users¥¥user¥¥AppData¥¥Local¥¥Programs¥¥Python¥¥Python312 という 「パス:住所」 は C:→ Users → user → AppData → Local → Programs → Python → Python312 という 「経路:path 」 を進むと, 最終的に Python ファイルの居場所(住所)に辿り着けます。
例えば 「新宿駅の住所」 は 「東京都新宿区新宿3丁目38−1」 ですので, イメージ的には, 以下のようになります。
東京都 → 新宿区 → 新宿 →3丁目 → 38 → 1
これを ¥¥ (円マーク) を使用して書くと・・・大変, 難しそうになります・・・。
東京都¥¥新宿区¥¥新宿¥¥3丁目¥¥38¥¥1
* 隠しファイルについて
上記の AppData というフォルダ(一覧ファイル)は 「隠しファイル」 ですので 「表示する設定に変更が必要」 です。もし, この 「隠しファイルの表示の方法」 を, ご存知でない方は, 以下の記事を参考にしてください。
【経路(Path)を進んでみましょう】
それでは, せっかくですので 「 Python ファイルがある場所」 まで 「経路:パス」 を, 進んでみましょう。
① C:をクリックします。
エクスプローラーを開き Windows(C:) をクリックします。
②「 ユーザー」 をクリックします。
「パス:path 」 においては, この 「ユーザー」 は, 英語表記の Users と, なっています。
③ 「 user 」 をクリックします。
また, 再度, 確認をしておきますと user という表示においては 「自分の名前」 などに成っていると思います。ぼくの場合は, まだ, ユーザー設定をしていませんので user という 「初期設定」 の状態のままに, なっています。
④ 「 AppData 」 をクリックします。
こちらも, 再度, 確認をしておきますと, この AppData ファイルは 「隠しファイル」 ですので, 通常は, 隠してあるため, 表示されていません。
⑤ 「 Local 」 をクリックします。
⑥ 「 Programs 」 をクリックします。
⑦ 「 Python 」 をクリックします。
⑧ 「 Python312 」 という保存場所(現在使用中の作業場所)に到着します。
ぼくの場合は Python 3.12 というバージョンを使用していますので Python312 と言う 「フォルダ名」 に, なっています。
⑨ Python ファイルを確認してみましょう。
以下のように, ぼくの場合は test_〜(日付) という 「 Python ファイル」 が Python312 という 「 Python ファイルの保存場所(現在使用中の作業場所)」 に, 保存されていることを確認できます。本日の内容は, これで 「完了」 です✨ お疲れさまでした✨
また, この Python ファイルを IDLE という初学者向けの 「開発環境:プログラムを書く環境」 で 「ダブル・クリックで開く設定」 においては, 以下の記事を参考にしてもらえると, 嬉しく思います。
その他, ぼくの本の紹介で, 恐縮ですが 「関数の基礎」 においては 「3冊目・3歩め」 で, 解説をしております。「オブジェクト指向プログラミングの基礎 (メソッドなど)」 においては 「4冊目・4歩め」 で, 解説をしております。月額に登録されている方は0円で読むことができますので, 興味ある方が, いらっしゃいましたら, 何卒, よろしくお願いいたします (o'(ェ)')_🍵✨
* 「関数の基礎」 について (MacOSを基準に書いております)
* 「オブジェクト指向プログラミングの基礎」 について (MacOSを基準に書いております)