概要
Vue.js 2 (v2.x) の環境構築を行う方法について備忘録
インストール〜起動方法までを3ステップにまとめて記載
前提
インストール等の環境設定系は、完了していない場合は設定完了してから、後述の「手順」を実施してください。
- 対象バージョンは「Vue 2 (Vue.js v2.x)」
- PC にテキストエディタをインストール済み
- 筆者は「Visual Studio Code (VS code)」を使用して説明
- Node.js をインストール済み
- Webブラウザが Internet Explorer (IE) の場合、「IE8」以下でないこと(サポート対象外のため)
- 主な手段として、CDN によるインストールと、NPM によるインストールがあるが、「NPM」を利用した内容を記載
手順
テキストエディタで、ターミナルツール(ツールメニュー「ターミナル」→「新しいターミナル」)を開き、
以降の手順で、インストールと Vue アプリの起動確認をします。
【Step 1】 開発支援ツール「Vue CLI」のインストール
以下のコマンドで「Vue CLI」をインストール
# Vue CLI インストール
npm install -g @vue/cli
※ -g
オプションでグローバルインストール、忘れないように注意
※ エラーが発生した場合の対処法・参考記事は「こちら」
以下のような表示が出ればインストール完了
# インストールされたファイルのパッケージ数・かかった秒数などが表示される
added 156 packages, removed 192 packages, changed 741 packages, and audited 898 packages in 42s
インストール成功確認(任意のコマンドが正常に動作すればOK)
# バージョン確認コマンド
vue --version
# 実行結果
@vue/cli 5.0.4
【Step 2】 Vue アプリケーション生成
実際に Vue が動作可能かを確認します。
Vue アプリの生成コマンドは以下
(アプリケーション開発に必要な一連のファイル群をまとめて "プロジェクト" と呼びます)
vue create {任意のプロジェクト名}
試しに、適当なディレクトリを作成して、その中で以下のコマンドを実行し、
テスト用の Vue アプリを作成してみます。
# 「demo-app」という名前でプロジェクト作成
vue create demo-app
Vue CLI のバージョンによっては、実行すると以下のように「Vue 2」「Vue 3」どちらを作成するか質問されますので、カーソルキーで選ぶ
# バージョン選択を聞かれるので、v2.x を選択
Vue CLI v5.0.4
? Please pick a preset: (Use arrow keys)
Default ([Vue 3] babel, eslint)
❯ Default ([Vue 2] babel, eslint)
Manually select features
# 選択後に自動で生成処理を開始...
✨ Creating project in /Users/tommy/Desktop/VueTest/demo-app.
🗃 Initializing git repository...
⚙️ Installing CLI plugins. This might take a while...
⸨######⠂⠂⠂⠂⠂⠂⠂⠂⠂⠂⠂⠂⸩ ⠼ idealTree:@vue/babel-preset-app: timing idealTree:node_modules/
以下の様に表示されたら、生成完了
# 生成完了の表示
added 840 packages, and audited 841 packages in 29s
84 packages are looking for funding
run `npm fund` for details
found 0 vulnerabilities
🚀 Invoking generators...
📦 Installing additional dependencies...
added 83 packages, and audited 924 packages in 5s
94 packages are looking for funding
run `npm fund` for details
found 0 vulnerabilities
⚓ Running completion hooks...
📄 Generating README.md...
🎉 Successfully created project demo-app.
👉 Get started with the following commands:
$ cd demo-app
$ npm run serve
最後に表示されているのは、実際にPCで起動確認するためのコマンドです
【Step 3】 Vue アプリ起動・動作確認
プロジェクトを生成すると、コマンド実行した場所にディレクトリが作られます(今回の例だと「demo-app」)。
ここにコマンドで移動してから、起動コマンドを実行で動作します。
では、早速起動コマンドを実行
# 生成されたプロジェクトディレクトリに移動
cd demo-app
# アプリ起動
npm run serve
以下の表示で起動完了です。ただし、画面は自動で表示されませんので、自分でWebブラウザから開く必要があります。
DONE Compiled successfully in 3218ms 17:58:49
App running at:
- Local: http://localhost:8080/
- Network: http://192.168.1.16:8080/
Note that the development build is not optimized.
To create a production build, run npm run build.
表示された「-Local」の URL を、Web ブラウザのアドレスバーに入力して、以下が表示されたら成功です。
※ アドレスバーに「http://localhost:8080/
」をコピペ入力してからエンターキーで表示
アプリ停止方法
尚、起動したアプリを停止する方法は、ターミナル上で「Ctrl + C
」を実行するだけです。
(起動直前の表示状態に戻ればOK)
あとは、実際に作成したテストアプリをいじりながら、Vue の仕組みや書き方を少しずつ理解していきましょう。