概要
macOS に nodenv を導入する流時の備忘録
および、よく使うコマンド一覧
nodenv とは
nodenv とは、Node.js のバージョン管理ツールです。
プロジェクトごとに任意の Node.js のバージョンを指定する必要がある場合に、ローカル環境(自分のPC)の Node.js のバージョンを変えるのはとても手間なのでそういったケースで活躍するツールです。
導入方法
インストール
今回は、Homebrew でインストール
# インストールコマンド
brew install nodenv
数分と経たずに完了します。
動作確認
ちゃんと入ったか、テキトーなコマンドを実行して確認
# バージョン確認
nodenv -v
# 実行結果
nodenv 1.4.0
よく使うコマンド一覧
バージョン設定の適用
nodenv で Node.js を新たにインストールしたり、npm install -g
で新たにパッケージを導入したりした後には、
それを nodenv に認識させるために以下のコマンドを毎回実行する必要があります。
# nodenv をリフレッシュする
nodenv rehash
インストール済みのバージョン一覧表示
# インストールされている Node.js のバージョン一覧
nodenv versions
# 実行結果 (* は選択されているバージョン)
system
15.14.0
16.3.0
* 14.17.0 (set by /{設定ファイルまでの絶対バス}/.node-version)
※ 後述のコマンドで「ローカルでのバージョン設定」がなされると、「.node-version
」というファイルが作成され、そのディレクトリでは自動で設定されたバージョンに切り替わるようになります。
小ネタ:もし「.node-version
」があるのに、対象の Node.js がインストールされてなかったら
下記のようなエラーメッセージが出ます。
# v14.17.0 を指定する .node-version があるのに、未インストール場合
nodenv: version `14.17.0' is not installed (set by /{設定ファイルまでの絶対バス}/.node-version)
インストール可能バージョン一覧表示
# インストール可能な Node.js のバージョン一覧
nodenv install -l
# 実行結果
15.14.0
16.0.0
16.1.0
16.2.0
16.3.0
指定バージョンのインストール
# Node.js の v15.14.0 をインストールする
$ nodenv install 15.14.0
指定バージョンのアンインストール
# Node.js の v14.16.0 をインストールする
$ nodenv install 14.16.0
バージョン切り替えコマンド
利用する Node.js のバージョンを設定する方法(スコープによって異なるバージョンを設定可能)
# ローカル(カレントディレクトリ配下)で利用するバージョンを設定する
nodenv local 15.14.0
# グローバル(システム全体)で利用するバージョンを設定する
nodenv global 16.3.0