概要
「yarn」とは何かについて、そして、macOS にインストールする手順の備忘録
※ 「npm より yarn が良い」という声もあったが、現在は npm も開発が追いついており、以前ほどの差は無くなってきた印象です。
前提
- Node.js はインストール済み
- パッケージマネージャについての概念を知っている方向け
yarn とは
- 「yarn(ヤーン)」は、Node.js で動作するパッケージマネージャの1つ
- Node.js のパッケージマネージャと言えば「npm」だが、これと互換性がある(= package.jsonが使える)
npm と yarn の違い
npm | yarn | |
---|---|---|
リリース | 2010年 | 2016年 |
インストール速度 | 遅い(というか標準) | npm より早い |
依存プログラム | 自動で意図しないバージョンのパッケージをインストールしてしまうことがある | 「yarn.lock」ファイルにより厳密にバージョンを固定するため、npm の様な問題は起きづらい |
yarn のインストール
ターミナルで以下を実行
# yarn インストール
npm install -g yarn
Error: EACCES: permission denied
エラーが発生したら
PCのアクセス権限エラーが発生する場合があるので、その時は「sudo」をつける
# 管理者権限で yarn インストール
sudo npm install -g yarn
バージョン確認コマンド等で、インストールできたか確認
# バージョン確認コマンド
yarn -v
# 実行結果
1.22.18
yarn コマンド
基本的なコマンドをご紹介
初期プロジェクト生成 (package.json 生成)
yarn init
npm の場合は npm install
既存設定のパッケージインストール
yarn
npm の場合は npm install
。yarn は短い。
パッケージ追加
yarn add {パッケージ名}
npm の場合は npm install --save {パッケージ名}
パッケージのアンインストール
yarn remove {パッケージ名}
npm の場合は npm uninstall {パッケージ名}
パッケージのグローバルインストール
yarn global add {パッケージ名}
npm の場合は npm install -g {パッケージ名}