2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Lambdaで実装するIotトピックのSubscriberとPublisher

Last updated at Posted at 2024-04-15

はじめに

最近、過去に業務で設計・実装したAWS IotトピックのSubscriberとPublisherのインフラコードを整理してみました。これを機に、アーキテクチャや実装した内容について記事で紹介しようと思います。

ソースコードは下記repoをご参照ください。
※今回紹介する内容は汎用的なものであり、実際業務で実装したアーキテクチャやアプリのロジックの記載はありません。

やりたいこと

  • Iotデバイス等からIotトピックに送られたメッセージをsubscribeし、DynamoDBに書き込みたい
  • 特定のDynamoDBにアイテムが作成or更新or削除された際に、そのイベントの詳細をIotトピックにpublishし、Iotデバイス等で受信したい

アーキテクチャ

Subscriber

iot-demo-subscriber.png

  1. (Iotデバイス等から)メッセージがJSON形式でIotトピック(iot/test/subscriber)に送られる
  2. subscriber-lambdaがトリガーされる
  3. subscriber-lambdaがeventからメッセージを取り出し、指定したフォーマットで指定したDynamoDBテーブル(subscriber-table)にデータを書き込む

Publisher

iot-demo-publisher.png

  1. (業務アプリ等が)指定したDynamoDBテーブル(publisher-table)にアイテムを作成(or更新or削除)する
  2. DynamoDB Streamsが変更データをキャプチャし、publisher-lambdaをトリガーする
  3. publisher-lambdaが、eventから変更データキャプチャを取り出し、指定したフォーマットで指定したIotトピック(iot/test/publisher)にメッセージをpublishする

動作確認

上記repoのTerraformコードをデプロイすれば、動作確認に必要なリソースが作成されます。動作確認の際にMQTTテストクライアントを利用します。

Subscriber

「AWS IoT」>「MQTT テストクライアント」の管理画面を開き、下記トピック名とメッセージペイロードを入力し、「発行」をクリックします。

トピック名
iot/test/subscriber
メッセージペイロード
{
    "TenantID": "test01",
    "Timestamp": "2024-04-12T12:53:12.195272",
    "Message": "test"
}

Screenshot 2024-04-13 at 14.32.56.png

DynamoDBの管理画面からsubscriber-tableを開き、項目のスキャンを行うと、上記手順で発行したメッセージをもとに作成されたアイテムが表示されます。
Screenshot 2024-04-13 at 14.35.39.png

Publisher

「AWS IoT」>「MQTT テストクライアント」の管理画面を開き、下記トピック名を入力し、「サブスクライブ」をクリックします。

トピック名
iot/test/publisher

Screenshot 2024-04-13 at 14.45.43.png

DynamoDBの管理画面からpublisher-tableを開き、下記アイテムを新規作成します。
Screenshot 2024-04-13 at 14.46.32.png
Screenshot 2024-04-13 at 14.46.54.png

「MQTT テストクライアント」の管理画面に戻ってサブスクリプションを確認してみると、アイテムの変更データキャプチャをもとに発行されたメッセージが表示されます。
Screenshot 2024-04-13 at 14.47.03.png

アイテムの更新と削除もやってみます。
Screenshot 2024-04-13 at 14.47.45.png

実装時にハマっていたこと

インフラ

Terraformを使ってLambdaのトリガーにIot ruleを追加する際に、「aws_iot_topic_rule」のリソースブロックで「function_arn」を指定しただけでは、トリガーがうまく設定されませんでした。「aws_lambda_permission」のリソースも記述する必要がありました。
詳しくは過去記事をご参照ください。

アプリ

(今回公開したソースコードには記載されていませんが)Subscriberでは、Iot topicへのメッセージ発行をトリガーにLambda関数を実行し、そのLambda関数に渡すpayloadに、該当topicのtopic名を含める必要がありました。色々調査した結果、topic ruleのクエリでtopic()関数を使うことで実現可能と分かりました。(公式ドキュメントに記載ありました)
詳しくは過去記事をご参照ください。

その他

CICDやユニットテスト周りでも色々な試行錯誤がありましたが、機会があればまた記事にしようと思っています。

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?